第三話 厳しい現実

■YOROI〜ヨロイ〜


第三話 厳しい現実



妖兵達は、

標的を琉火へと変える。


ゆっくりと、

獲物を囲うように歩く妖兵達。


琉火は拳を強く握り締め、

静かに構える。



妖兵

「フン……」


「民間人の分際で、

俺達に盾突こうなんてなぁ?」



妖兵

「お前達はよぉ……」


「素直に俺達の言う事だけ聞いてりゃいいんだよ」



妖兵

「現実ってもんを、

教えてやるよ」



琉火

「…………」



琉火は、

妖兵達の動きを鋭く見据える。


そして――



妖兵達が、

一斉に襲い掛かった。



琉火は、

素早い身のこなしで攻撃を回避する。


一人。


二人。


次々と攻撃をかわしていく。



だが――


そこまでだった。



琉火も、

ただの民間人に過ぎない。



妖兵の一人が、

背後から琉火を羽交い締めにする。



琉火

「クッ……!」



妖兵

「そらよ!!」



ドゴッ!!



強烈な拳が、

琉火の腹部へ叩き込まれる。



琉火

「グフッ……!!」



更に――


背後の妖兵が、

琉火の背中を蹴り飛ばす。



琉火

「ぐわぁッ!!」



そのまま、

地面へ倒れ込む琉火。



妖兵達は、

倒れた琉火を見下ろしながら笑う。



妖兵

「なんだよ?」


「弱ぇじゃねぇかよ」



妖兵

「威勢だけは立派だったけどなぁ?」



妖兵

「白けちまった……行くぞ」



妖兵達は、

倒れた琉火にそれ以上興味を示す事もなく、

去っていく。



静まり返る路地裏。



琉火

「ぐっ……」



腹を押さえながら、

ゆっくりと立ち上がる琉火。


呼吸は乱れ、

足元もおぼつかない。



琉火

「…………」



ただ――


その瞳だけは、

まだ死んではいなかった。




※本作はAIアシスタントの助言を受けつつ、作者自身の手で執筆しています。(世界観・物語は全て作者オリジナルです)

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