第二話 シュラ軍の街、新宿

■YOROI〜ヨロイ〜


第二話 シュラ軍の街、新宿



琉火の働くジム。


【FIRE GYM】


時刻は、

まもなく18時になろうとしていた。



琉火は、

軽くストレッチをしながら、

静まり返ったジム内を見渡す。



琉火

「今日はもう予約もなかったわね……」



少しずつ後片付けを始める琉火。


その脳裏に、

かつての新宿の光景がよぎる。


活気に溢れた街。


賑わうジム。


慌ただしく会員達を指導する自分。


忙しくはあったが、

そこには確かな熱気と笑顔があった。



だが――


現実は違う。



琉火は、

ジムの鏡へ視線を向ける。


そこに映る自分の表情は、

どこか疲れていた。



琉火

「…………」



パシッ。


パシッ。



自分の頬を軽く叩く琉火。



琉火

「ダメダメ……」


「こんな顔してちゃ……」



再び片付けへ戻ろうとした、

その時だった。



「きゃああああッ!!」



琉火

「――ッ!!」



外から悲鳴が響く。


場所は遠くない。



琉火

「何!?」



考えるより先に、

琉火は駆け出していた。



ジム裏手の路地。


そこには、

数名の妖兵達が、

一人の民間人を取り囲んでいた。



妖兵

「おぉ?」


「俺達に逆らうとどうなるか知らねぇのか?」



民間人

「そ、そんな……」


「逆らうだなんて……」



妖兵

「うるせぇ!」


「痛い目に遭いてぇのか?」



街には、

シュラ軍の兵士――


妖兵(あやかしへい)が、

至る所を我が物顔で巡回していた。


人々を監視し、

恐怖で支配する為に。



琉火

「やめなさい!」


「困ってるでしょ!」



妖兵

「あぁ?」


「何だお前?」


「お前も盾突く気か?」



琉火

「……偉そうに」


「いいから、その人を放しなさい!」


「どうせまた適当に因縁付けてんでしょ?」



琉火と妖兵達が睨み合う中、

民間人は隙を見て逃げ出す。



妖兵

「チッ……」


「お前のせいでよぉ……」


「代わりに俺達に付き合ってもらうぜ?」



琉火

「……適当にやり過ごせる雰囲気じゃなさそうね……」





※本作はAIアシスタントの助言を受けつつ、作者自身の手で執筆しています。(世界観・物語は全て作者オリジナルです)

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