第一話 僅かなる希望の光

■YOROI〜ヨロイ〜


第一話 僅かなる希望の光



東京・新宿。


シュラ軍の本拠地。


かつて東京の象徴であったその場所は、

今やシュラとシュラ軍の根城と化していた。


巨大な黒き城――シュラ城。


街は支配され、

人々は恐怖と共に日々を生きている。



そのシュラ城を、

離れたビルの一角から見つめる一人の女性がいた。


狼牙 琉火(ろうが るび)


この新宿で、

ジムインストラクターを生業とする女性だ。



琉火

「…………」



口惜しそうに、

シュラ城を見つめる琉火。



会員の男性

「あ、あのー……」



琉火

「へ?」


「あー、ごめんごめん!」


「シュラ軍に怯えないためのカラダ作りね!」



会員の男性

「は、はい!」



琉火

「任せなさい!」


「先ずはシャキッとしなさい!」


「ビクビクしてたら、アイツらの思う壺よ!」



会員の男性

「は、はぁ〜……」



琉火

「ほらっ!シャキッと!」


「じゃあ、ガンガン行くわよ!」


「覚悟しなさい!」



時を同じくして――


新宿近郊の病院。


その一室。


一人の女性が、

カルテを見つめながら溜息をついていた。


龍野 有水(たつの あみ)


この病院に勤める医師である。



有水

「ふぅ……今月だけで、66人……」



そこへ、

慌ただしく看護師が駆け込んでくる。



看護師

「龍野先生!新たな急患です!」



有水

「……今度は?」



看護師

「……シュラ軍に襲われた民間人です……」



有水

「また……67人目か……」



場所は変わり――


新宿の繁華街。


ネオンと歓声が飛び交うその一角。


地下ライブハウスから、

激しい音楽が響き渡っている。


周辺でも屈指の人気を誇るバンド。


【WILD EAGLE】


そのステージ中央に立つ女性。


鷲尾・ロベルト・風美香

(わしお・ろべると・ふみか)


このWILD EAGLEのボーカルである。



風美香

「行くぞーー!!」



観客

「フミカ!フミカ!フミカ!フミカ!」



鳴り止まない歓声。


熱狂。


その全てを、

風美香は支配するように見渡す。



風美香

「オマエら!!」


「新曲だぁーーッ!!」



観客

「ウオオオオオオーーーッ!!」



風美香

「もっと高く飛ぶぜー!!」


「振り落とされんなよ!!」



更に場所は変わり――


街外れの古い町工場。


静かな住宅街に、

甲高い金属音が響いていた。



工場内。


一人の女性が、

黙々と作業を続けている。


無骨な作業着。


ツインテールの髪型。


谷地田 彩華(やちだ さいか)だ。



彩華

「もうその辺にしとけって!」



彩華の父

「休んでなんかいられねーよ……」


「このままじゃ潰れちまうぜ……」



彩華

「怪我してんだから無理すんなっつってんだよ!」


「親父!」



彩華の父

「わーったよ……」


「ちょっと一服してくらぁ……」



彩華

「ったくよ……」



再び、

黙々と作業を始める彩華。



この時――


彼らはまだ知らない。


自分達が、

YOROI戦士(ツワモノ)として選ばれる運命にあることを。





※本作はAIアシスタントの助言を受けつつ、作者自身の手で執筆しています。(世界観・物語は全て作者オリジナルです)

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