孤独から成り上がる異世界転生〜異世界でこそ幸せになる〜
たそがれ時の猫
第1話 異世界転生
おれは20代前半。フリーターである。
中学ではろくに勉強もせず、高校はもちろん底辺学校に進学。学校では弱くて馴染めないせいかいじめられ、不登校になった。そして親に18歳で家を追い出された。それでいまのありさまだ。逆に追い出してくれたことに感謝するあいつらのような人の気持ちもわからないようなクズどもと離れられてこっちだってせいせいする。
そして今にいたる。だが最近俺は行き詰まっている。
スーパーで働いているが、給料はたったの4万ほど。それもすべて家賃で消えてしまう。
毎日腐ったパンを食って腹を下すこんな毎日だ。
「中学のときは、将来幸せになってくいのない人生を過ごしてやる!、とか夢みていたのにな.....」
「はぁ、やり残したことしかねーよ、」
このボロアパートには、電気が通ってないのでこの家には飾り物となってしまったテレビ、水道も通ってないので喉を潤すことさえもできない。
俺はなんのために生きてるんだろうと、あぐらをかいて考えていた。
ふと上を見ると、何か違和感を覚えたので上を見てみると、ぼんやりと黒い何かが浮かんあでいる。
「なんだ、あれは.......」とっさに声が出てしまった。
「ゴゴゴオオオ......」
これはまさにブラックホール。そして見ているとどんどん近づいてくる。
すると体に凄まじい重力が落ちてきて、体は思いっきり地面に押し倒された。
クソが息できねぇ死んじまうぞこれまじでどんどん体に圧力がかかってゆく所々の骨が「ポキッ」や「ボキッ」と折れていく意識が飛びそうなくらいの激痛だ
力を振りしぼり上を見るとすでに目の前にブラックホールが押し寄せていた
そこで俺は気を失った。
そして目が覚めると......川に流されていた。
「つ、ぶふうっ...・・・・・」
身の奥を焼くような痛みが走り、肺が激しく求めた空気の代わりに冷たい水が流れ込んでくる。
なぜ川に流されている......?ここはどこだ?あのブラックホールは......?
前を見てみると1メートルくらいの大きい岩に近づいていた。あれに当たったら確定で死ぬ。考えている暇はない今は生きることだ、
川からあがろうともがいたが身動きできない。なぜだ?骨が折れていて、体が動かせないのか?
そしてとっさに俺の手を見ると、20代の手とは思えないような小さな手であった。声を出そうとしたが、「うぎゃ」と言ううぶ声しかあげられなかった。
冷たい。寒い。息ができない苦しい、誰か助けてくれ。
おれは必死にもがいた。
「ゴボ....!」
だめだやべえ苦しいなんで俺はこんなめにあわないといけないんだ、俺がなにかしたってのかよ、「死にたくねぇよ、」「ご、ごぼ!」
「だめだ。死ぬ......」
とっさに頭の中に「死」という文字が出た。
その瞬間、天使のような優しい手が俺をすくい上げた。
とっさに顔を見ると、そこには美女がいた。さっきまでの焦りや絶望、そのすべてから救い出してくれそうな、やさしい顔をした素敵なオレンジ髪の美女だ。
え、ほ!えほ!た、助かったのか?
いままでパニックで気がつかなかった。ぽかぽかと温かく、心地良い。
彼女は俺を抱き上げていた。
赤ん坊目線で見るからか、その胸はとてつもなく大きい。だが、俺の手が小さすぎて、触れることすら叶わない。ちくしょー。
そんなことを思っていると、美女の隣から一人のたくましい男が現れた。
男の体型は結構ガッチリとした男なら誰もが理想とする体だった。かといってムキムキす
ぎない、ちょうどいい筋肉質。イタリアにいそうなイケメン。茶色の美しい髪。
おい!こいつ、漢の条件満たしすぎだろ誰だよこんな完璧な漢作り出したやつ神様も意地悪するねぇー。
父親らしき男が、嬉しそうに俺を抱きしめてきた。
だが.......おい、筋肉ガチガチで壁にぶつかってるみたいだ女に変わってくれ。
すると男は、ズボンに帯のように縛っていた布をほどき、俺に優しく体に巻いてくれた。
ありがてー。ちょうど凍えそうだったんだ。
俺がらしそうな顔をしてみせると、男と女は幸せそうにこちらを見ていた。
よし、第一印象は完璧だな。そもそも赤ん坊に第一印象なんか要らないか。
さっきから男と女が俺といっしょにどこかに行っているがどこに行っているのだろうか。ま
あ見当はつく家だろう多分。
この男と女には感謝しなければなこの恩はいつか返そう。
俺は男に抱かれながら空を見上げていた。
するとある異変に気がついた。まず不思議と月が2つあること、そして見たこともない赤色の鳥の群れが空を横切っていくいや、鳥というより小さいドラゴンと言ったほうがいいか。
ブラックホール、2つの月、チビドラゴン、
まじかよこれ完全に異世界じゃねーかよ!俺は内心飛び上がって喜んだ。それならこの赤ん坊の手も納得だ俺は転生したのか、つまり骨が折れて動けないのではなく赤ん坊だからうま
く体を扱えないだけなのか。あーなるほどね納得したわ
そんなことを考えているうちに、目の前に一軒の家が見えてきた。
二階建ての、しっかりとした一軒家だ。
イケメンと美女の両親に恵まれ、しかもこんなに裕福で立派な家に住めるなんて。
ついさっきまで、あんなポロアパートに住んでいた、この俺がこんないい家に住めるなん
て。
もしかすると掴み取れるかもしれない中学時代に夢見た悔いのない人生を、どうしようもない人生を過ごしてきた俺でもこの世界なら1からやり直せるかもしれない。
俺は2人と一緒に、新しい我が家の中へと入っていった。
家の中に入るのと同時に俺は次こそ生きがいのある人生をおくって見せるそう決意したのだった。
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