概要
あの10歳の夏、僕が迷い込んだ場所は――
1980年代中頃の夏休み。10歳の少年・ケンは、東北の山奥にある祖父母の家を訪れていた。
どっしりとした茅葺き屋根の家、土間のひんやりとした空気、フキを煮る匂い、そして食卓に並ぶサワガニの唐揚げ。そこには、少年が心躍らせる「懐かしい田舎の夏休み」のすべてがあった。
どっしりとした茅葺き屋根の家、土間のひんやりとした空気、フキを煮る匂い、そして食卓に並ぶサワガニの唐揚げ。そこには、少年が心躍らせる「懐かしい田舎の夏休み」のすべてがあった。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!自然の描き方がとても素敵です。
すごく文章が良くて、するすると引き込まれました。
私は佐藤さとるや梨木果歩、井上靖などの作品が好きなのですが、
このお話からそうした作品に近い、優しくてどこか懐かしいノスタルジーを勝手に感じて嬉しくなってしまいました。
現在(5話)のところ、劇的な展開があるわけではないのに、
全然飽きずにスラスラと読み進めてしまいます。
(追記)
最終話まで拝読しました。
再読しますと、五感に訴えかける描写の解像度の高さが、この作品をより深くしているのだと改めて気付かされました。
真夏の山に黄葉した銀杏が現れるシーンでは、ふと柏葉幸子さんの作品に出てくるような「季節違いの植物」を思い出して、ふしぎなワクワ…続きを読む