概要
未来線を走る空の列車。終点は…君の未来。
時は7月。
青く澄んでいる夏の昼。
蒸し暑く、冷たい風が遊びに来る教室で、高校2年生「空(そら)」は友達からとある噂話を聞く。
「幽霊列車って知ってる?」
過去に戻れる幽霊列車。
今は廃れた『天野駅』にただ座って待てば、いずれ必ず迎えにやって来る。
そして部活の帰り道。
気づけば空は天野駅にいた。
苔の映えた地面の角、草が伸びている天井の隅。
ひび割れた壁にフラッパーゲートが壊れた改札口。
もう光のない案内板と、止まってしまった時計の針。
そんな時の止まった駅のホームで、空はベンチに座って列車を待ち、音を感じて瞳を閉じた。
──存在しない汽笛を聞くまでは……
「お姉さん、乗るの?乗らないの?」
雲のような煙に覆われた地面。
ガラスのように透明でダイアモンドの
青く澄んでいる夏の昼。
蒸し暑く、冷たい風が遊びに来る教室で、高校2年生「空(そら)」は友達からとある噂話を聞く。
「幽霊列車って知ってる?」
過去に戻れる幽霊列車。
今は廃れた『天野駅』にただ座って待てば、いずれ必ず迎えにやって来る。
そして部活の帰り道。
気づけば空は天野駅にいた。
苔の映えた地面の角、草が伸びている天井の隅。
ひび割れた壁にフラッパーゲートが壊れた改札口。
もう光のない案内板と、止まってしまった時計の針。
そんな時の止まった駅のホームで、空はベンチに座って列車を待ち、音を感じて瞳を閉じた。
──存在しない汽笛を聞くまでは……
「お姉さん、乗るの?乗らないの?」
雲のような煙に覆われた地面。
ガラスのように透明でダイアモンドの