第41話 木春襲撃
戦争開始五日前、サウスはイースト外交官であり第二王女であるマーガレット・イーストをの暗殺を企てていた。
「陛下。いくら何でも、暗殺をしてしまえば東南間の平和的な解決は不可能になるかと。」
サウス王側近。ソバ・ニイル
「だがな。外交官である彼女はイースト国民から絶大な支持を受け、愛されていると聞く。それならば、国民は悲しみのドン底に落ち、国の指揮が下がるというものではないか?」
いやいやいや、この人は何言ってんの?確かにそうなる可能性だってないわけではないが、どちらかと言うと恨みを買ってしまう………。本当にこの人は頭が悪いというか……。
「えーでも陛下……」
私は陛下に助言をしようとする。
「五日後に決行だ。メンバーは揃えている。ソバは我のそばで護衛だ。」
完全に私の言葉を遮り、決行を宣言する。
「いいえ、駄目です。決行するのは現在、軍事侵攻中の難南の幹部が全滅した時のみにしましょう。」
「え……でもさ……。」
「難南が負けた時のみに限ります!仮に全滅した場合の最後の抵抗とします。情報は随時、報告するよう言っておきましたので。」
「うん…分かった……。」
そして五日後、〈難攻不落南ノ軍勢〉幹部"全滅"。
ソバは想定外であったが、言ってしまっことなので暗殺計画を開始。
だがイースト外交官暗殺計画はとある出来事により失敗に終わる。
その出来事とは"東昂事変"である。
ドアをコンコンッと叩く音がした。
「失礼します。お食事後のデザートでもいかがでしょうか。」
「私は大丈夫ですよ。あなたがぜひ、お食べください。」
私はできるだけ丁寧に断る。
「そんな事言わずにぜひとも頂いてほしいのです。」
そこまで来たら怪しいって言ってようなものじゃん。
「失礼いたします。」
私がしばらく無言でいると一人の男が入ってきた。
その男は剣を取り出す。
「毒じゃなかったかー。読み、外したなー。」
私は面白いジョークを言いつつ、男に顔を見合わせ言った。
「それって暗殺って言っていいのかな?」
「あなたを殺せれば何でもいいです。」
『襲いかかってくる』or『説き伏せる』
「うーん、私的にはこっちがいいんだよな~。でもこっちかな。」
「何を言っているんだ。取り敢えずあなたを殺します。」
男は私に斬り掛かってきた。
「やったね。」
イースト第二王女、マーガレット・イースト。絶加、行動制限ツー。
何かが起こりそうな時に発動することにより、二択が脳内に表示。どちらかは必ず起きる。外れれば十秒間のフリーズ、当たれば三十秒間のフリーズに加え、簡単な命令を聞かすことができる。なお、何かが起きそうだと思い発動しても何も起こらない可能性がある。
だが、マーガレット・イーストはとてつもなく感が鋭く発動できなかったことはほぼない。
「帰って〜。」
男は帰っていった。全くなんなんだよ…。
私は扉を閉め窓の外に目を向けた。
「ん?何か振ってる……あ!雷だ!そういえば戦争するって言ってたな……。」
私はあることに気づき急いで準備を進める。すぐにサウスの資料や現在の戦況等すべてを把握し、休戦協定や条約の案を書き連ねる。私は準備が終わり立ち上がる。
「イースト戦士達のおかげで言葉での攻撃が可能になる……!交渉を始めましょう。」
私は指を鳴らし少し自身有りげに言った。。
「交渉は対談は、知識と口数でゴリ押すものである。ま、私はまだまだ何だけどねー。」
「外交官であるマーガレット・イースト様が戦争についての話し合いに来たとのことです。」
「いれよ。」
私は一歩一歩丁寧に歩き王に頭を下げた。
「どうも陛下。雷におヘソ、取られませんでした?」
私は笑みを浮かべながら陛下にあいさつをし終える。
「え?おヘソって取られるのか……?」
イースト外交官マーガレット・イースト、二十七代サウス王、会合。
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