ゲームの終了

最後の〈人生の階梯〉が終わるか、あるいは〈遺業〉の証がすべて達成されたら、ゲームは終了します。

まず、【先駆者】が築いた〈遺業〉の証がいくつあるのか数えてください。8回証を立てた〈遺業〉は、完全に成就したことになります。それ以下の場合は、部分的な達成に過ぎません。――【先駆者】に関する記憶は薄れ、やがて風に散るでしょう。

〈遺業〉が達成されたか否かにかかわらず、以下に従って各プレイヤーは【先駆者】の人生を称える一節を述べてください。


最初のプレイヤーの言葉。「死の門の前に立ち、ただただ見つめる。暗闇を覗き込み、自らのすべてを振り返る」

2番目のプレイヤーの言葉。「虚無へと足を踏み出す。すべてを捧げたのだからこそ、心に喜びを抱いて」

3番目のプレイヤーの言葉。「私の人生は無駄ではなかった。」


次に、これまでに犠牲にした〈輝礎〉を1つずつ取り上げていきます。プレイヤーは順番に1つずつ〈輝礎〉を担当し、「このために、私は[〈輝礎〉名]を犠牲にした」と読み上げてください。


犠牲にせず残った〈輝礎〉についても、同様に順番に「遺されたのは、[〈輝礎〉名]である」と宣言してください。

そして――しばし黙祷を捧げましょう。

その後、参加者全員で順番に以下の問いに答えてください。


〈遺業〉を達成できたかどうかにかかわらず、あなたが感謝できていることは何か?

あなたの行動は、たとえわずかなものであっても、未来の世代にどのような恩恵をもたらすのか?

起きたことにもかかわらず、あなたは人生にどのような意味を見出すのか?


最後に、起きたことを振り返り整理しましょう。今回のゲームの展開について、感想を語り合ってください。驚きがあった瞬間についてもいいでしょう。琴線に触れた瞬間についてもいいでしょう。

もしくは、何も語らず、ただこの体験の余韻に浸るのもいいでしょう。深呼吸をして、自分たちの努力をねぎらう時間を設けてください。遊んでいただき、ありがとうございました。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

遺燼抄-本懐と犠牲のゲーム- 鮎方高明 @annatar

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ