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概要
この温もりに溶けてしまう前に、私は私を見つけたい。
「私……女の子になりたいの。おかしいかな?」
バンド『CANVASLAY』のギタリスト・紫門がずっと隠していた秘密を打ち明けたとき、ベーシストの陣は迷わず受け止めてくれた。
陽だまりのような優しさ。欲しい言葉をいつもくれる笑顔。その温もりに包まれるたび、紫門は安らぎと同時に、小さな怖れを感じていた。
――この温かさに慣れてしまったら、離れられない。
初めてのライブに向けてメンバーの衣装を作る中で、紫門は気づく。
布を裁ち、形にしていく時間が、ギターを弾くどの瞬間よりも心を満たしていることに。
自分だけの色を見つけた紫門が選んだのは、キャンバスの「隣」から、「その先」へ踏み出すことだった。
※この作品は単独でも楽しめますが、陣視点の『キャンバスの隣で』、本編『MONDE-光を鳴ら
バンド『CANVASLAY』のギタリスト・紫門がずっと隠していた秘密を打ち明けたとき、ベーシストの陣は迷わず受け止めてくれた。
陽だまりのような優しさ。欲しい言葉をいつもくれる笑顔。その温もりに包まれるたび、紫門は安らぎと同時に、小さな怖れを感じていた。
――この温かさに慣れてしまったら、離れられない。
初めてのライブに向けてメンバーの衣装を作る中で、紫門は気づく。
布を裁ち、形にしていく時間が、ギターを弾くどの瞬間よりも心を満たしていることに。
自分だけの色を見つけた紫門が選んだのは、キャンバスの「隣」から、「その先」へ踏み出すことだった。
※この作品は単独でも楽しめますが、陣視点の『キャンバスの隣で』、本編『MONDE-光を鳴ら
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