概要
戻れない距離のまま、止まっていた想いがまた動き出す
高校二年のタカは、進路に迷いながらもどこか惰性で日々を過ごしていた。そんな中、模試会場で再会したのは中学時代の幼なじみ・チカ。何でも話せたはずの関係は、今ではぎこちない距離に変わっていた。だが偶然の再会をきっかけに、二人の時間は少しずつ動き出す。放課後の寄り道、何気ない会話、埋めきれない沈黙。そのすべてが、過去と現在のズレを浮かび上がらせていく。さらに、チカのそばにいるヒロの存在が、タカの中に残っていた感情を揺さぶる。言えなかった想い、壊れるのが怖くて踏み込めなかった過去——。止まっていた関係の先にあるのは、やり直しか、それとも終わりか。すれ違いながらも向き合おうとする高校生たちの、静かで不器用な再会の物語。
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?