第3話『散策中|ギラン隊長ジャンパーの発見』
ユーマは街をぶらぶら歩いていた。
春を感じさせる鳥たちの鳴き声、足取りは自然と軽い。
ふと、古着屋のウインドウに目が留まる。
さして興味はなかったが、なんとなく中を覗いてみた。
色とりどりの服が並ぶ店内を歩き回っていると、目がピタリと止まった。
「ギラン隊長だー!」
店に掛かっていたのは、ギラン隊長が着ているスーツに似たジャンパー(MA-1風)。
その精巧なデザインに、ユーマの胸が高鳴る。
手に取り、試着室も覗かずそのまま羽織った。気づけば、もう店を出るころにはジャンパー姿になっていた。
店のウインドウに映る自分をちらりと見て、胸を張って呟く。
「分類不能。要観察!」
胸を張るその姿は、宇宙防衛軍の任務中さながらの真剣さだ。
通りすがりの人々は思わず微笑み、ユーマの得意げな姿に軽くクスリと笑った。
満足そうにうなずくと、ユーマはまた街をブラブラ歩き出す。
今日も小さな冒険が、ただの散策の中で静かに続いていった。
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