概要
死ぬ準備は万端だったのに、王子が額を床につけてきた。
悪役令嬢セラフィーナは、本日処刑される予定である。前世の記憶がある。このゲームを三周した。断罪イベントの結末も知っている。だから準備は完璧だった。遺書も書いた。部屋も片付けた。最後の紅茶も飲んだ。——なのに。「頼む、俺と結婚してくれ」処刑台の前で、第一王子レオンハルトが額を床につけている。知らない。こんな展開、三周のどこにもなかった。困る。非常に困る。死ぬ気満々だったのに、予定が狂った。しかも王子の土下座の理由が「お前がいないと国が回らない」って、それ告白じゃなくてヘッドハンティングでは?
応援ありがとうございます。読んでいただけるだけで、十分すぎるほど嬉しいです。
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