概要
我が像を作り、磐座に供えよ その言葉に従ったとき、すべては狂い始めた。
平安時代中期。
円霧山に暮らす木地師の若者・木積は、忌み地とされる荒方台で、藍色に輝く塚を見つける。
塚の奥にあったのは、武装した童子の遺体、真っ二つに裂かれた異形の虫、そして極彩色に輝く磐座だった。
そこで木積は、人ならぬ威容を備えた存在と邂逅する。
「我が像を作り、磐座に供えよ」
それを神託と信じた木積は、命じられるまま神像を彫る。
だが、人々は禁忌を恐れ、像を塚の外の社へ祀った。
その夜、神は再び木積の夢に現れる。
命に背いたのか、と。
神罰を恐れた木積は、天帝像を抱え、夜の荒方台へ走る。
それが、荒方台事変の始まりだった。
※ 本作は主人公視点の怪異譚です。
同じ事件を別角度から描いた「荒方台事変――行軍する怪物、抗う人間」もあります。あわせて読むと、事件の背景が少し見えやすくなり
円霧山に暮らす木地師の若者・木積は、忌み地とされる荒方台で、藍色に輝く塚を見つける。
塚の奥にあったのは、武装した童子の遺体、真っ二つに裂かれた異形の虫、そして極彩色に輝く磐座だった。
そこで木積は、人ならぬ威容を備えた存在と邂逅する。
「我が像を作り、磐座に供えよ」
それを神託と信じた木積は、命じられるまま神像を彫る。
だが、人々は禁忌を恐れ、像を塚の外の社へ祀った。
その夜、神は再び木積の夢に現れる。
命に背いたのか、と。
神罰を恐れた木積は、天帝像を抱え、夜の荒方台へ走る。
それが、荒方台事変の始まりだった。
※ 本作は主人公視点の怪異譚です。
同じ事件を別角度から描いた「荒方台事変――行軍する怪物、抗う人間」もあります。あわせて読むと、事件の背景が少し見えやすくなり
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