この小説のとても素敵なところは、断言をしないところです。読んでいると、断言したくなるところがいくつも出てきます。でも、しない。エルフという設定がまた、その文体によく合うのです。私達人間からすると、とんでもなく長い時間を過ごす種族。彼らの中の時間はどれほどのものか。胸の中で回る時計の針は、私達よりもとても遅い?それともとても速い?そんなことを考えながら読むのが、とても楽しかったです。手放しですすめられる、素敵な物語です。
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