概要
忘れられていても、ずっと好きでした。
おかえり、と書いた。
六年間、言えなかった言葉を小さな写真の裏に書いた。
砂場で遊んだ。
自転車の練習をした。
毎日、「またね」と言って別れた。
彼は覚えていない。
私は、全部覚えている。
小学三年の夏の事故で、
有坂蓮は記憶を失った。
汐見凪は——ずっと覚えていた。
六年後、同じ教室でもう一度「おはよう」が言えた。
それだけで、十分だと思っていた。
でも毎日、あなたの横顔を見るうちに気づいてしまった。
諦めたくない。
諦められるわけが、なかった。
だから、この物語が始まった。
六年間、言えなかった言葉を小さな写真の裏に書いた。
砂場で遊んだ。
自転車の練習をした。
毎日、「またね」と言って別れた。
彼は覚えていない。
私は、全部覚えている。
小学三年の夏の事故で、
有坂蓮は記憶を失った。
汐見凪は——ずっと覚えていた。
六年後、同じ教室でもう一度「おはよう」が言えた。
それだけで、十分だと思っていた。
でも毎日、あなたの横顔を見るうちに気づいてしまった。
諦めたくない。
諦められるわけが、なかった。
だから、この物語が始まった。
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