第3話 世界線
ゲームを進めるセナとイチト。
セナ「今、黒い影を追ってるんだ!たまにモンスターと戦ったりもするんだぜ!」
イチト「ん?これってRPG?私を配下にしようとしてません?」
セナ「そんなことないよ!イチトと冒険したいんだよよおお!いいからみてくれ!」
イチト「はあ〜。んで僕はなにしたらいいんすか?」
セナ「えーっとー。みてて!!」
イチト「………。僕にもやらせてよ!」
セナ「えっ?!あっ、うーん。 ん、まあいいよ!やってみ!」
イチト「フフフ。そうこなくっちゃ!よしっ。」
セナがコントローラーを渡すと、イチトがやる気を出した。
2人で黒い影を探し始める。
セナ「ちょっと歩き回ってみて」
イチト「はいー。」
ちょこちょこと街の中を動き回る、ゲームの中の勇者。
窓の外を見ると、雨が降ってきた。
イチト「うわー。雨降ってきましたねー。」
すると、雷がなった。
《バリバリバリ!!!!!ゴゴーーーーン!!!!!》
セナ イチト「わああああ!!!」
セナ「びっくりした…。」
イチトは身をかがませていた。
イチト「は、はぁ…。ちょっといきなり鳴ったからほんとびっくりしましたよ。」
すると…画面がノイズし始め…
《ブチッ…!》
テレビの電源が切れた。
セナ「はあ?まじかよー!」
イチト「雷ですねー。」
セナがもう一度電源をつけ直すがつかない。
何回かやってみたがつかない。
イチト「コンセントを抜いてまたさしてみて。」
セナ「あいよ〜。」
コンセントを抜き差しすると、テレビの電源がついた。
《ガ…ガガガ…ガガ》
ゲームが再起動しているようだ。
ゲームの電源も入った。
セナ「あー。また、最初からかよー。」
セナが、オープニングから 先ほどの場面まで進めた。
イチト「僕やりたい!」
セナ「あ、うん。はいはい。」
セナがコントローラーを渡す。
イチトがさっき話しかけた町人に話しかけはじめた。
町人A「このヘンに、クロい影が出るってウワサ。ぼくは、怖くないよ…!」
町人B「最近、彼と長電話をしたの。すごくウレシカッタワ!」
町人C「ぼくは、最近イッカクセンキンしちゃって!アタラシイイエを買ったんだ。ほら、あソコだよ。イイイエだろ〜?」
町人D「そうイエば、このヘンで タヌキを見たんだ!スバヤカッタタタタタタタタタタター。」
セナ イチト「?なんかおかしくない?」
セナ「うわ、バグったんじゃね?」
イチト「えー。最悪ですねー。」
すると、
町に変な黒い影が現れる。
町人E「あ、あソコ二黒イ影!!」
町人Eが指をさすと、黒いもやもやした影がゆらゆらと動き、飛んでいった。
セナは、その黒い影を追いかける。
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