たかが「香りが漂う」話なのに格調高くて笑える一千字。

「香りが漂う」話である。
なのに、この海外文学の翻訳であるかのごとき格調高さは一体何事であろうか。

くり返すが「香りが漂う」話である。
しかし、文章も展開も構成も、端正かつ理論的である。
かつ、しょうもない。しょうもなくて笑える。

青山翠雲はここカクヨムにおける「鬼才」であることを一千字で再確認させた。
カクヨムユーザーのみんな、いいから黙って読んだ方がいい。

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