ネタバレな核心です。

　どこでどれだけ開示するかはお任せします。

　・一般情報

　市長についての知識やゴシップ誌に載ってる情報です。

　名前は『北条アポ』で独身、家族としては年老いた両親は姉夫婦と暮らしており、なかなか会えないとのことです。

　性格は真面目で自信なさげ、穏和で腰が低いです。事細かに説明する癖があって、わかりやすく、嘘が入り込めない話し方をします。それが政治家として評価されていたりもします。童貞で女性に奥手ですが、そこには過去のトラウマが関係しています。そのトラウマは正義感にも繋がっていて、見ず知らずの女性を暴漢から助けるために両の足首粉砕した事件はそこそこ有名です。

　高校卒業後、元施行系の下請け企業に在籍、そこでの行政トラブルと当時の市長に対するスキャンダルから無所属で立候補しました。

　当初は後ろ盾もなく、選挙のノウハウもなければ見た目もおっさんなのでパッとしませんでした。

　それもあってか演説場所が被り、当時の市長に公衆の場で晒し者に、その姿を指さして「スーツのズボンをだらしなく履いてるやつに任せられるか」との一言に半泣きで「ここが腰なんです」と訴えたところ、その動画が大バズりしました。

　結果として当時の市長は選挙のキッカケとなった市長室バスルーム問題も再燃して人気は落ち落選、アポの方は『腰パン』とのあだ名が、そこからマニフェストがわかりやすくてまともとのことで人気が出て当選し『腰パン市長』として愛されていました。

　それ以降、細かなおっちょこちょいはあるものの、誠実に政治を行い、プライベートにも問題なく、思いの外良い市長やってました。

　しかしそれが急減したのが三ヶ月前、ゲコと言っていたのに泥酔しての失敗から始まり、部下へのパワハラセクハラまがいの言動、議会中の居眠りや携帯ゲームの使用、賄賂受け取り未遂など人が変わったみたいにスキャンダルが噴出、挙句にはマニフェストで絶対にやらないと言っていた『文化財になってる城跡を破壊して刑務所を作り、そこへ外国から誘致した犯罪者を入れ、その運営費を捻出するために市全体の水源の近くに産業廃棄物投棄場を作る法案』にサインすると表明してました。

　知識でのクリティカル、あるいはゴシップ誌があれば、そのサインするのがシナリオ開始から70分後だとわかります。

　なお、もしも今市長が爆弾で死んでも、事前に市長に心酔している副市長にサインするよう指示が出されていて、阻止はできません。阻止の可能性があるとしたら市長が何かしらの刑事事件などで逮捕され、その信用を失って副市長が心変わりした場合のみです。

　これらの情報はスマフォ経由で伝えても構いません。

　・秘密

　女装癖があります。

　正確には子供の頃のトラウマと初心を思い返すために当時の女の子との遊びを追体験しようとしたのですが、オッサンの自分に気分が乗らず。小物を揃えるようにしたら取り返しがつかなくなった感じです。

　なのでスキャンダルとして出すには病気の側面が強く、ネガティブなイメージよりも同情が勝ります。当然合法です。

　ちなみに巨根なのは若干のコンプレックスながらそんなに秘密ではなく、ただ人に見せつけるものでもなければ自慢するようなことでもないと思っていて口に出さないだけです。