第十章 終わらない都市伝説1
自販機が置かれた住宅街は、今もひっそりと存在している。
だが、取材班の消息はほとんど知られることがなかった。
残されたのは、映像とノート、そして噂だけ。
ある夜、地方ニュースで小さな特集が組まれた。
「誰も補充しない赤い自販機、未確認の飲料が出る――都市伝説か」
映像には、かすれた記録と落ちる缶の断片が映っていた。
視聴者のコメントは、恐怖と好奇心であふれていた。
「ガチで心霊現象?」
「行ってみたいけど怖すぎ」
「これ、飲んだらどうなるんだろう」
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