青柳懍
愛称;青柳教授、青柳先生、雨降り懍ちゃん
性別;男性
肩書;ベルリン芸術大学、教授
家族;なし、死別
蘭が、ベルリン芸術大学に在学していたとき、彼の担任になった大学教授。専門分野は鉄の制作である。
蘭や、杉ちゃんと同様に歩行不能ではあるが、原因はマルファン症候群によるものである。ただし、杉ちゃんからは、一向に病名を覚えてもらえず、「トンガリ耳の青柳」としか言われないのに、辟易している。
普段は、ベルリン芸術大学で、鉄の作り方について講義を行っており、たまに、日本に帰って来る。また鉄が普及していない、後開発途上国の部族を訪問して、鉄の作り方を学生たちと一緒に指導している。その理由からか、不衛生な場所でも平気で行動することが可能であり、汚いところや、危険な不発弾も怖がらない。
厳格な性格で、蘭や杉ちゃんは度々叱られる。杉ちゃんを杉ちゃんとは言わず、杉三さんと本名で呼ぶ唯一の人物でもある。また、ミスをした由紀子を新聞紙で叩くなど体罰も平気でする。しかし、必要以上に叩いてしまうことはないので、大体の人は、納得して受け入れることが多い。
私生活では、短時間ではあるが、結婚して息子が生まれたこともあったらしい。しかし、いずれも自殺によりなくしている。
実家は、戦前までは、大変有能な公家で、父親は軍人で、貴族院議員だった。親族の殆どが政治家になっているという名家でもある。しかし、懍は尖った耳をして生まれたため、政治家の家に障害者がいられては困ると言われ、母と二人でドイツへ移住した。それ以降はずっとドイツで生活してきたが、父はそれをとても後悔していたという。
背中一面に龍の入れ墨を入れている。これは、アフリカの原住民を訪問に行った際、日本人は神を信じないので信用できないと言われ、信用してもらうために、やむを得ず入れたもの。特に暴力団などと関係があったわけではない。同じくアフリカを訪れたときに、大変な旱魃に悩んでいた住民たちに、あと10分ほどで雨が降ると発言して、そのとおりに雨が降ったため、雨乞いの先生として親しまれ、雨降り懍ちゃんと呼ばれたこともある。
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