終わらない追いかけっこ
あなたは追いかけっこをしたことがあるかい?何かから逃げたことは?幼少期に色々遊んだことがある人ならあるだろう。今回は、いつもよりは短めのお話。
私は常に何かに追われている気がする。それは焦燥感とも不安感とも絶望感とも言えるものに追いかけられ続けている。ひどく何かわからない値の知れない恐怖に不快に、私は追いかけられ続けている。何か怪物に追われている人間が正気でいられないように、私も視野狭窄になっている。この不安が何かわからないから原因を他に押し付ける。あぁ、この不快感を洗い流して欲しい。この追いかけっこを降りられるのなら、死んでもいい。だから私は逃げる。不安の原因になるようなことから逃げる。それはひどく臆病だ。だが仕方がない。そうすることでしか生きながらえることができないのだから。あぁ早く逃げたい。逃げさせてくれ。ずっと不快なまま生を重ねるのは嫌だ。私のやらないといけないことから逃げたい。石なんて押したくない。もう嫌だ嫌だ。早く解放されたい。
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