概要
止まった時間を、言葉で動かす。
放課後9時、文芸部の教室に集まる私たち。
あの頃は、ただ物語を読んで笑い合うだけだった。
けれど今は、言葉が心を刺し、沈黙が誰かを傷つける。
友情も恋も、全部が舞台の上で揺れている。
―9時になったら、またこの教室で会おう。
今度は、嘘のない自分の言葉で。
《9時に読んで!》――
静かな日常が、ドラマに変わる瞬間を描く青春群像劇。
あの頃は、ただ物語を読んで笑い合うだけだった。
けれど今は、言葉が心を刺し、沈黙が誰かを傷つける。
友情も恋も、全部が舞台の上で揺れている。
―9時になったら、またこの教室で会おう。
今度は、嘘のない自分の言葉で。
《9時に読んで!》――
静かな日常が、ドラマに変わる瞬間を描く青春群像劇。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!言葉を捨てた少女が見つけるのは、“声”と仲間と未来
嘲笑され、家族にも否定され、それでも言葉を手放せない少女。
夜九時に止まった彼女の時間は、廃部寸前の文芸部で再び動き出す。
父の遺した万年筆、破られた原稿、そして新たな仲間たち。
「書くこと」への痛みと希望をここまで鮮やかに描ける作品は、なかなか出会えないと感じました。
ページをめくるごとに、主人公・華恵の苦しさや迷いが自分の胸に響いてきて、「書く」ことの意味をもう一度問い直したくなる。
青春小説としても文芸小説としても心に刺さる、読後に温かさが残る一作です。
言葉に傷ついた人にこそ読んでほしい。
――『9時に読んで!』、そのタイトル通り、声が確かに届いてきます。