第7話フブキ クロッキーが すきになる

きせつは まなつ れんじつ きけんな あつさか つづいている ミゾレの キッチンカーは やっては いるが ひるまは あつすぎて ひとがいない しぜんに しょうばいは よるが ちゅうしんになる

なつようの こおりは たべると いっきに さむくなる こおり みため しょっかんは おなじなのに ほかの カキゴオリに くらべて からだの ひえかたか ちがう それでいて あたまに キーンとは こない

きゃくB「どこの てんねん ごおり つかってんの」

ミゾレ「きぎょう ひみつ ですよ」

と とぼける しょうじきに

ミゾレ「すいどうすいです」

と こたえる よりも ユメを あたえる こたえだ

じっさいに つかっているのは すいどうすい ただし こおらせて いるのは フブキである

いつのまにか フブキおしの わかい おとこのこが ふえている だれにも わけへだてなく あいそを ふりまく  あるいみ プロフィッシュな その せっきゃくは じょせいが ながてな おとこのこたちに いっしゅの あんしんかんを あたえるらしい

「フブキさんなら きたいどおりの たいどと ことばを あたえてくれる つめたく かんじたり じゃけんに あつかわれたと かんじることはない いつ こえをかけても あんしんだ」

と いう しんわにも にたものが うまれている かれらには あんもくの ルールが うまれている

「こえを かけるのは キッチンカーで はたらいて いるときだけ オフで まちで みかけても こえは かけない もちろん フブキの ほうから こえを かけてきたのは セーフで ある


きゅうじつ フブキは ひとり ソフトクリームを たべながら ベンチに すわっている はなれた ばしょから おしの おとこたちは みている 

フブキは そんな おとこたちに きづいているが きづかない フリを している そのなかで すこし はなれたベンチにすわり スケッチブックに ねっしんに かいている わかものが いる 

フブキは なにを かいているのか きになる こちらを チラチラみながら かいているので おそらく じぶんだろうと おもうのだが きになる 

フブキは わかものが じぶんから スケッチブックに しせんを づらした すきに わかものの となりに いどうする 

わかものが しせんを もどすと そこには フブキはいない アレッと おもったとき となりから

フブキ「なにを かいてるの?」

と きかれる あせる わかもの

わかもの「すみません クロッキーの モデルに してました」

フブキ「へ〜 クロッキーって いうんだ えのべんきょう してるの?」

わかもの「はい べんきょうと いうよりは すきなので・・・」

フブキ「おなまえ おしえて?」

わかもの「タツオです」

フブキ「タッちゃんか わたしは」

タツオ「フブキさん ですよね カキゴオリやさんの」

フブキ「しってたの?」

タツオ「たべたこと あります うまかったです」

フブキ「ありがとう クロッキーって デッサンとは ちがうんだ」

タツオ「はい デッサンは じかんを かけて しゃしん みたいに かきます デッサンは みじかい じかんで とくちょうを とらえた かきかたを します」

フブキ「ふーん」

フブキが スケッチブックと おもっていたのは クロッキーブックと いうらしい タツオの クロッキーブックには ソフトクリームを たべる いろいろな フブキが かかれている 

しかし フブキを かいていることを しらない ひとがみれば フブキとは わからない しかし ソフトクリームを たべている じょせいとは わかる ふくそうも なんとなく わかる  そんな クロッキーの せかいを フブキは スキになった

フブキ「ちゃんと モデル やったげようか?」

タツオ「ほんとですか!」

フブキ「これなら パットみ わたしと わかんないから いいよ 1じかんぐらいなら」

タツオ「ありがとう ごさいます」

フブキは そのあと 1じかんほど モデルをやり いろいろな ポーズを とった

タツオ「ありがとう ございました」

フブキ「こんど アトリエ みせて」

タツオ「アトリエなんて ないです 6じょうひとまの アパートです」

フブキ「そこで かいてるんでしょ えとか イラスト」

タツオ「はい・・・」

フブキ「それじゃー そこが タッちゃんの アトリエだよ こんど みせてよ」

タツオ「は はい」

このひは タツオが フブキに メールアドレスを おしえて わかれた


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