第4話フブキは ストーカーの アイドル?
きせつは おはなみシーズン れんじつ ミゾレの キッチンカーは にぎわっている フブキも コユキも てつだい 3にんの かおは SNSじょうでは ゆうめいに なった ちょっとした アイドルだ ミゾレは もっぱら こおりを けずり コユキが アシスタントか マネージャーの ように こまごましたことを やってくれる フブキは せっきゃくだが あかんぼうから としよりまで あいそがよく カップルを あいてにするときは カノジョのほうを てあつく せったいする そのせいか じょせいきゃくの リピーターが おおい なかには べつの かれしを つれてきて どちらが よいか そうだんしてくる じょせいも いる
ミゾレ「うちのみせの じょせいきゃく ふたまた・・おおくない?」
コユキ「ふたまたと いうよりは はっぽうびじんが おおいかも」
ふたりは フブキを みる みごとに みんなに あいそがよい せっきゃくとしては まんてんだが しょうしょう びじんで セクシーすぎる さむがりだから ふくそうは あつぎなのに いろっぽい と いうより エロっぽい
コユキ「フブキの せいじゃ ないけど かってに かんちがい する おとこは いるだろね・・・」
ミゾレ「いるよ きょうも ひとりで きて ジーッと みてるのが 3にん いるもん」
コユキ「そのうち さされる かもね どうする さされたら」
ミゾレ「さされるほうが いいかも しぜんだし さされたぐらいじゃ しなないし」
コユキ「つめたい いもうと だね」
ミゾレ「ゆきおんな ですから いちおう」
ふたりが しんぱいするほど フブキの せっきゃくは みごとで おきゃくの スマホには たいがい フブキの しゃしんが はいっている
キッチンカーが やすみのひ 3にんは バラバラに すごす コユキは つりや とざんなど アウトドアが おおい ミゾレは ゆうえんちや わだいの イベントめぐり フブキは ブラブラと まちを あるくが キッチンカーで はたらくときと おなじメイクに おなじヘアースタイルで あるくため しょうたい バレバレ ストーカーにとって これほど ありがたい じょせいは いない
つけてあるき しゃしんを とり こじんで たのしみ あいてに じつがいを あたえないなら もんだいはない そのひも フブキの まわりには ストーカーが 5にん バラバラに つけて あるいている おたがいは しらないどうしだ もし かれらが そしきてきに うごいたら シークレットサービスだ
まちなかでは 5にんいた ストーカーも ひとりへり ふたりへりして いえに つくころには ひとりも いなくなっていた フブキは えきから じてんしゃにのり じたくにかえり 1かいの しゃこに じてんしゃを いれる あんしょう ばんごうで シャッターを あけて はいり うちがわの ボタンで しめる が しまりかけたとき かげが スルリと しゃこに はいった
フブキが きがついて ふりむくと のどもとに ナイフを つきつけ られる
フブキ「なにっ? だれっ?」
こえが ふるえている おとこは
おとこ「なんで うわきする」
おとこの こえが いかりで ふるえている
フブキ「うわきって なによ わたし つきあってるひと いないし」
おとこ「・・・おれとは どうなんだ あんなに したしくしたのに」
フブキ「いつよ~っ いつデートしたのよ~」
フブキは なきごえに なっている おとこは スマホの しゃしんを みせる そこには おとこに よりそいならんで ニッコリわらう フブキが うつっている
フブキ「これ カキゴオリの ときの しゃしんじゃ ない」
おとこ「そうだよ おれと したしく しておいて なんで ほかのやつとも したしく するんだ!」
フブキ「みんな おなじ おきゃくさまよ」
いいながら フブキは おとこを つきとばし おくに にげる
おとこ「この この うわきおんな」
おとこが ナイフを ふりかざして おそってくる そのとき フブキは フーッと いきを ふきかける めが きんいろの ひとみに なっている おとこは うごかない ぜんしん こおりついて ナイフを ふりかざした すがたで しんでいる
フブキ「もー じょうだんじゃ ないわよ どーしよ おもそうだし」
フブキは ミゾレとコユキに でんわする コユキは けんがいで つうじないが ミゾレは でた じじょうを せつめいすると
ミゾレ「こおてんでしょ? とりあえづ れいとうこ いれといて とけると めんどうだから」
フブキ「1かいの で いいの」
ミゾレ「そうだよ こおり おいてるやつ ほこに どこに あるのよ?」
フブキ「だいどころ」
ミゾレ「はいるわけ ないでしょ!」
フブキ「くだいたら はいんないかな?」
ミゾレ「くだいちゃ ダメ! まるごと しまっといて すぐ かえるから」
フブキ「わかった」
フブキは こおりついた おとこを れいとうこに いれた 1かいの れいとうこは 3じょうほどの ひろさが あり はんぶんは つくりおきの こおりが おかれている しつおんは マイナス50°Cまで ひやせる すぐれもの おとこを しまうと フブキは ドアをしめた
フブキ「あ~ クソおもい!なんで こうなるのよ」
フブキは れいとうこの まえに すわりこんだ
そのよ コユキが やまから かえってきた
コユキ「ヤッパリ おきたか」
ミゾレ「ねっ さされたほうが よかったでしょ」
フブキ「どーいうこと! ねえちゃんが さされれば いいと おもってんの!?」
ミゾレ「さされれば さつじん みすい じけんで ねえちゃんは ひがいしゃ でも こんかいは あいてを ころしちゃったから かがいしゃ わかる?」
フブキ「せいとうぼうえいよ!」
ミゾレ「かじょうぼうえいに なるかも しれない じゃん!」
コユキ「もんだいは ころしかただよ ぜんしん カチンコチンに こおてるなんて ありえないでしょ ふつう」
フブキ「おもわず フーッて したら こおっちゃったんだもん」
ミゾレ「マイナス273°Cの ぜったい レイドで フーッされたら こおるに きまってるでしょ」
コユキ「とりあえず じこに みせますかね〜」
ミゾレ「できるの? そんなこと」
コユキ「フブキの えんぎしだい」
ふたりは フブキを みる フブキは おおきく ためいきを ついた
よくあさ かのじょたちの いえは パトカーなど けいさつしゃりょうに かこまれた れいとうこの とびらが あけられ かんしきが しゃしんを とっている ごりついた おとこは ナイフを ふりかざして かたまっている
けいじ「あさ こおりを とりに ドアを あけたら おとこが こおってたと」
ミゾレ「はい あんしょう ばんごうを おしても うまく あかないので
むりやり あけたら・・・」
れいとうこの ドアの うちがわには ナイフで たたいたような キヅが ついている おとこの ナイフのさきは つぶれて キズだらけに なっている
きんじょの ぼうはんカメラの えいぞうには フブキを つける おとこと しまりかけの シャッターから はいる おとこが うつっていた くわえて おとこの けいたいには フブキの しゃしんや どうがが かずおおくあった
「ストーカーの おとこが あやまって れいとうこに はいり とびらが しまってしまい なかで とうしした」
と いうことで じたいは おちついた おとこと フブキの ツーショットは ほかの だんせい じょせいを とわず かずおおく とられているため おとこの おもいこみと はんだん された
そんなわけで フブキは ショックをうけている フリをするだけで よかった けいさつの かそうけんも かのじょが おとこを こおらせたとは おもわなかった ましてや かのじょが ゆきおんな とは おもいも よらない ことだった
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