第3話びじん しまいの キッチンカー

きょうの しゅってんさきは とないの イベントかいじょう でている みせは ふゆだけに あたたかい ものが ほとんどだ かきごうりやは ミゾレの みせだけ 

しかし きょうは いつもと ちかう あねの さむがりの フブキも みせにでている 

「びじんしまいの かきごうり」

「まじょの かきごうり」

と ネットじょうでは すこし わだいになっており イヤイヤでも フブキも でるはめに なった しかけたのは コユキ

かんばんには

「ゆきおんなの びじんしまいが つくる まほうの カキゴオリ いっきに たべれば からだ ポカポカ」

と ある 

あらゆるSNSに がぞうを のせ とにかく きゃくあつめに しゅうちゅうした コユキの せんりゃくは あたった ほとんどは かきごうりより びじんしまいが ほんとうか どうかを みにきたものだが じじつ フブキも ミゾレも びじんだ あえて わけていえば フブキは キレイで ミゾレは カワイイが ただしいか?

くわえて ミゾレは もともと あいそがよく かくれファンも いるのだが フブキは ミゾレいじょうに あいそが いい

フブキ「かってくれたら いっしょに しゃしん OKよ」

と ハイテンションである

かのじょたちの みりょくに まけて さむいなか かきごうりを かったものたちは おどろいた 

たしかに さいしょは ふるえて たべるのだか それを のりきると からだの なかから ポカポカしてくる はやぐいすれば するほど あつくなると うわさが ひろまり チャレンジャーが いっきに ふえて うりきれて へいてんとなる


いえについて ミゾレは いつもどおり かたづけをする コユキも てつだう フブキは ダウンである

フブキ「さむい〜 はやく ラーメンたべようよ」

と コタツで ふるえている

ミゾレ「あんなに はりきるからよ よく あそこまで できるね」

フブキ「だって〜 みんな いいなりに かうんだよ しゃしん いっしょに とるよって いうだけて この くそざむいのに かきごうり かうなんて おもしろいじゃない」

コユキ「あんた そのうち さされるよ きおつけな」

ミゾレ「まきぞえは いやよ」

フブキ「いいから ラーメン たべようよ」

3にんは コタツにはいり カップめんを すすった


ネットでは びじんしまいの ふしぎな カキゴオリが わだいに なる

たべると あたたまる カキゴオリは ほけんじょや けいさつの めにも とまり しょうひんの けんさが おこなわれたが やくぶつや えいせいめんでの もんだいは でなかった 

ミゾレ「ま〜 でるわけ ないよね つかって ないんだから」

フブキ「しょせん ひとのかんがえ だからね しょうじきに ゆきおんなだって いってるのに」

コユキ「むかし むかしなら ゆきおんなも しんじて くれたけど いまは しんじないから そういうの」

ミゾレ「まー いいんじゃない おかげで あたいたちは ひとざとで ふつうに くらせるんだから」

3にんは いまの へいわを かみしめた

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