第3話 私と貴女③
その後、私達は再びキスをする事にしました。
今回は、触れるだけの軽いものではなく、深いものにしてみました。
そうすると、お互いの舌が絡み合って、とても気持ち良かったです。
しばらく続けた後、ようやく解放してくれたのですが、その時には既に私の頭はボーッとしていて何も考えられなくなってしまっていました。
そして、そのまま眠りについたのですが、翌朝目が覚めた時には、既に瑠璃はいなくなっていました。
どうやら、先に起きていたようです。
そこで、急いで身支度を整えてからリビングに向かうと、彼女が朝ご飯を作ってくれていました。
しかも、私好みのメニューばかりだったので、とても嬉しかったです。
その後、一緒に食べたのですが、その時も会話が弾んだり、イチャイチャしたりして楽しかったです。
仕事に行くために家を出ると、駅まで送ってくれました。
その際に、改札の前で別れる時に、もう一度だけキスをしました。
これが、今の私達の日課となっています。
仕事中も、空いた時間を利用してメッセージアプリでやり取りをしていますし、休憩時間には必ず電話をかけてくれます。
そして、夜になると、毎日のように通話をするようになりました。
そこで、お互いの一日を報告し合ったり、雑談をしたりするのですが、これがまた楽しいんです。
特に、瑠璃が褒めてくれたり、励ましてくれるのがすごく嬉しいです。
なので、最近では毎日頑張ろうと思えるようになったのです。
おかげで、仕事の成績も上がり、上司からも褒められるようになりました。
ただ、一つだけ気になる事があるのです。
それは、彼女に対して独占欲が湧いてきていることです。
この感情は初めてだったので、戸惑ってしまいましたが、同時に嬉しくも思いました。
だって、今まで誰にも感じたことのない気持ちだからです。
それだけ、彼女への想いが強いという証拠なのではないでしょうか?
そう思うと、益々愛おしく感じるようになりました。
それからというもの、彼女と一緒にいる時間はとても楽しかったです。
ただ一緒にいるだけでも幸せでしたし、何より彼女が側にいてくれるだけで安心出来ました。
私にとって彼女はかけがえのない存在になっていたのです。
そして、ある日のことですが、いつものように彼女と会った際に事件が起こりました。
突然彼女の方からキスをされたのです。
それも唇にです。
突然の事で驚きましたが、それ以上に嬉しかったので受け入れてしまいました。
その後、何度も繰り返している内に段々とエスカレートしていってしまいましたが、最終的にはお互い素肌になり抱き合った状態で朝を迎えるまで愛し合い続けました。
その時の事は今でも鮮明に覚えていますし、思い出す度に興奮してしまいます。
それ以来、私達の関係はさらに深まっていくことになりました。
そして、今ではお互いに依存し合っているような状態になっていますし、常に一緒にいるのが当たり前となっています。
休日になると一日中ずっと抱き合ったりキスしたりしていますし、夜寝る時も一緒です。
そんな生活を続けているうちに、いつの間にか依存度が高くなってしまいました。
でも、それが私にとって幸せだと感じているので問題ありませんし、むしろ大歓迎です。
これからもずっと一緒にいたいと思っていますし、その為なら何でもするつもりでいますから覚悟していてくださいね? 瑠璃。
「ねぇねぇ」
と言って、彼女は私に抱きついてきました。
どうやら甘えているようです。
私はそんな彼女の頭を優しく撫でてあげることにしました。
そうすると彼女は嬉しそうに笑ってくれたので私も嬉しくなりました。
それから暫くの間はイチャイチャしていたのですが、不意に何かを思い出したようでした。
すると急に真剣な表情になって私を見つめてきたのです。
一体どうしたんでしょうか?
不思議に思っていると突然キスをされました。
しかもディープな方です。舌を入れてきて絡めてきます。
このままじゃマズいと思って離れようとしましたが、頭を押さえつけられて逃げられませんでした。
暫くの間そうされていましたが、ようやく解放された時には息が上がっていました。
そんな私を見てニヤリとした笑みを浮かべてくるのでムカつきます。
しかし、それ以上にドキドキしていました。
だって好きな人とキスしたんですから当然ですよね?
でも、まだ物足りないという気持ちもありました。
なので、今度は私の方から抱きついてキスをする事にしました。
最初は軽く触れるだけのものを何回か繰り返した後、少しずつ長くしていくようにしました。
それに呼応するように向こうも反応してくるので可愛かったです。
そして最後には濃厚なものになりました。
お互いの唾液が混ざり合い飲み込みきれずに口の端から垂れてきてしまいました。
それでも気にせず続けているうちに、段々と頭がボーっとしてきて何も考えられなくなってきました。
ただ、気持ちいいという感情だけが残っていました。
そのうち、立っていられなくなったようで、崩れ落ちるように倒れてしまいました。
それを見て我に返ったのですが、既に手遅れだったようです。
完全に火が点いてしまいました。
なので、このままでは収まりそうにないので、覚悟を決める事にしました。
今から行う行為が正しいのかどうか分かりません。
だけど、もう後には引けません。
「瑠璃、下着姿になってね」
私がそう告げると、彼女は戸惑いながらも了承してくれました。
それから、ゆっくりと服を脱ぎ始め、下着姿になった彼女を見てゴクリと喉を鳴らしてしまいました。
とても美しいプロポーションをしていると思います。
特に胸の大きさが凄いです。
ブラジャー越しでも分かるくらいに大きいです。
触り心地も良さそうで、触ってみたい衝動に駆られてしまいます。
その一方で、アンダーバストやウエストは非常に細く、モデル体型と言っても過言ではないでしょう。
脚も長くて綺麗ですし、全体的に見て完璧な肉体美を持っているのではないでしょうか?
思わず見惚れてしまうくらい魅力的な身体つきをしています。
まさに芸術品と言っても良いレベルだと思います。
そんな事を考えていると、彼女が恥ずかしそうにモジモジし始めたので、慌てて視線を逸らしました。
しかし、どうしても気になってしまいチラ見してしまいます。
すると、彼女は更に顔を赤くして俯いてしまいました。
そんな様子も可愛らしくて仕方ありません。
でも、今はそれどころではありません。
早くしないと日が暮れてしまいます。
なので、私は意を決して行動に出る事にしました。
まずは、自分の洋服を脱いで下着姿になりました。
それを見た彼女は驚いたような表情を浮かべていましたが、すぐに期待するような眼差しを向けてきました。
その視線に応えるべく、私は彼女に近づいていきました。
そして、そのまま押し倒すと、馬乗りになるような体勢を取りました。
この体勢だとお互いの顔がよく見えるので、良いです。
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