第4話
暁が空を焼き、墓石を照らす。
「真凛ちゃん探したよ」
「どうして、ここがわかったんですか?」
やっぱり、浦瀬家の、お父さんのお墓に居た。
そして真凛も俺に気づいて、振り返ってくれた?。
「初めて真凛ちゃんに出会った時の事を思い出したからね。初めて会った時の印象は大人びた女の子だったけど、あの時の真凛ちゃんは年相応に感じた」
「何が言いたいんですか?」
「端的に言うとね、責任を感じなくていい。まだ子どもでいて良いんだよ」
言い終えるころ、真凛の瞳から涙が溢れた。
そして、俺の胸に顔を埋める。
「パパを亡くして、新しく家族が出来たと思ったら、私のせいで殴られて、それでこれ以上迷惑かけないようにって、消えようと思ったけど寂しくて…」
「うん」
さらに涙が溢れているのが分かる。そんな真凛の頭を優しく撫でる。
「守ってくれてありがとうお兄ちゃん」
俺も涙が溢れてしまう。お父さん短い間だったけどありがとう。
「認めてくれてありがとう真凛」
そっと麦わら帽子をかぶせてあげた。
あの娘は別腹 榎 @aiharenn
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます