サムシング・ピンク

仲野キキョウ

サムシング・ピンク

風になびくピンク色のリボンだけ 鮮明に色付いたままです


晴れた日の桜吹雪の中にいた君の横顔、綺麗だったな


LINEなら気軽に言えていいのかな ピンクのハート 語尾につけてさ


ごまかすの下手すぎでしょと笑う君 「好き」の気持ちが頬を染めてく


抜けきらぬ酒の余韻をそのままにビーナスベルト見つめる六時


可愛い子だけが身につけられる色 そんな偏見ずっと持ってる


コンビニで買った煙草を道連れにピアニッシモの涙を落とす


もういい歳になったのよ落ち着いて一輪挿しにしたスイートピー


昔はね、いちごミルクを飲んでたの。今はコーヒー、選んじゃうんだ。


喜んでピンクのバラを咲かせましょう あなたと二人眠りにつくまで

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

サムシング・ピンク 仲野キキョウ @kikyo_nakano

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

参加中のコンテスト・自主企画