「再生の覚書」

曖昧な丸の真四角のそのなかでこわれた図形をずっと描いてた

「生」に価値を置いたり置かなすぎたりでお腹をこわしてしまった期間

太陽はあと何度かのアップデートでビルを焼き尽くすというニュース

あの月は穴あけパンチの穴に似て宇宙を束ねる趣味もあるのか

雲たちは私の心の翻訳機　君の予報はたまに当たった

風袋を引くように君を引いたなら液体が残る涙と、雨と、

チョコナッツクッキーみたいな街路樹の根元　私は忘れっぽいの

8月のふたりの戦場砂の上　裸足じゃなくちゃ転びそうだよ

人生はそれでも信じてしまうから乾杯かなしき

走光性に

踊ろうぜミラーボーリッシュムーンほら人の力でもずんずん回って