あのガソリンスタンドが爆発してしまえばいいのに
屈折誰何
あのガソリンスタンドが爆発してしまえばいいのに
カーテンを開けはしません朝日などなくてもこちらで勝手に起きます
殺された細胞たちを胃に入れて誰がためとなく今日を始める
生活の果てに感嘆符は消えてそれを象徴してる地下鉄
始業ベル クラスのみんなの笑い声 お前はここにいてはいけない
トランプタワー盛り上がるのを端で見て調べる「ガソリンスタンド 爆発」
恋人がいるというステータスだけを望むあいつの指はささくれ
立駐にわくわくしてた、いや違う、すべてにわくわくしてたあの頃
この街の重力に潰された蟻が夕暮れに照らされてる靴裏
珍しく年確されてアイスだけ買った袋が軽くて重い
内腿に血が滴ってく三秒を三秒と数える息のおと
あのガソリンスタンドが爆発してしまえばいいのに 屈折誰何 @kussetsu_suika
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
参加中のコンテスト・自主企画
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます