カクヨム短歌賞十首部門 応募作品
惠月 柊
死骸線
ブルースクリーンからむちゃくちゃ頑張ってふるさとを創り上げる。
割れた鏡の前で 譲り合いを練習するのが本当の世界平和なのか?
「ひとりでできるもん!」 元気に飛び出した暖かい身体と冷たい朝のアイフォーメーション
電源がないのに まだを夢を見せてくれるネオン もちろん日本製
海に投げ捨てられた青春を ゆっくりと剥がす波のささくれ
「黎明の空は誰かの心を蝕みました」 来世の地球に期待しましょう ではでは
音もなく溜め息が残る 故郷の舌触りは爪先まで響き 斑鳩が駆けていく
無粋:欲を飽和した誰かのドリフトのタイヤ痕が僕の道を汚くした
どっちの足を踏み出すか分かんないお前に死骸線 感謝してください
いつもより眩しく見える新品の資本社会の匂いは僕だけのタンパク質
カクヨム短歌賞十首部門 応募作品 惠月 柊 @ikaruga8
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