第3話 呑鬼
品川から京浜急行に乗って、三崎口駅前から下り坂になっている道路の反対の森の中に入り、1キロくらい歩いた所にボートハーバーと三件のペンションがある。
礼司は運転手仲間の実家のそのペンションに遊びに行っているところだった。
白い二階建てのペンションは六室あり、一階のレストランの前はウッドデッキで、目の前には相模の海が広がっている。
建物の脇にはダイビング用の深さ四メートルのプールがあり、隣りは海南大学のヨット部の合宿所で、四艘のボートが浜に上がっていた。
「よっ、遊びに来たぞ」
「いらっしゃい。なんだ一人か? 彼女は?」
礼司の同僚の小渕孝が言った。
「いないよ、そんなもん。それよりいいところだ」
「あはは、でも遠くてね。このペンションのローン返済のために、東京でタクシーの運転手さ」
二人はウッドデッキのテーブルに座って話をした。
「いらっしゃいませ」
孝の妻の美津枝がそう言いながら、アイスコーヒーを持ってきた。
「景気はどうだ?」
「ああ、来週から土日は満室だ」
「いいじゃないか」
「ああ、おかげさまで」
「ここ、ずいぶんかかったろう。プールもあるし」
「そうでもないよ。バブルの遺産だ。
俺の所へ来るまで名義が六人も変わったよ」
孝は美津枝に隣りに座るように合図をした。
「それで、俺を招待とはあれか?」
「ああ、実はここが安く買えた理由がな……」
「幽霊が出るんだろう」
「そ、そうだ。見えるか?」
「いや、ここにはいない」
「ああ、良かった」
トレーを膝に乗せていた美津枝が言った。
「本当か?」
「ああ」
「そうか、そうか。有名な地獄タクシーの夜野礼司さんがいないと言うなら、いないよな。あはは」
美津枝はニコニコ笑ってビールを二本持ってきた。
「ほら、飲んでくれ」
孝がビールを注ぎ終わったその時、浜で人の騒ぎが起きていた。
「行ってみよう」
小さな砂利の浜を100メートルくらい歩くと、
そこには数人の男たちに人工呼吸をされていた男性が横たわっていた。
「救急車呼んだか」
大きな声が聞こえた。
「だめだ、顔が真っ白だ」
と孝が言うと礼司が二メートル上を見た。
「うん。霊魂が離れている」
「マジかよ」
「あの体の二メートル上にいる」
「ええ! 気持ち悪い。さあもどろうぜ」
二人は早足で戻った。
その夜、リビングでくつろいでいる礼司に孝が話しかけた。
「夜野さん、さっき隣りのペンションのオーナーが話していたんだけど」
「ええ」
「おぼれた男性は大学四年生で、就職が決まったばかりで
ガールフレンドと一緒に泳ぎに来ていたそうだ。かわいそうにな」
「ああ」
男性が病院へ運ばれた後、浜では男性を包んだ毛布を焚き火と一緒に燃やしていた。
礼司の部屋は二階の真ん中の部屋で、夜中に耳元でささやく声が聞こえると金縛りにあい、自分の体が動かないのに気がついた。
目を開けると目の前に女性が立っていて、
周りには六人の男性の顔だけが天井に張り付いていた。
さっきまでささやき声だったのが笑い声になり、
ざわざわと大きな声に変わっていったが、ただ女性だけが全身を表していて、
悲しそうに礼司の足元に立っていた。
礼司は、その恐怖は永遠に続くのではないかと思った。
その時「わかったよ」と言うと、にっこり笑ってまるで
スケートですべるように海の方へ向かって消えていった。
翌朝、礼司は孝に言った。
「昨日、女性の霊がでたぞ」
「何? 幽霊は居ないって言ったじゃないか」
「いないよ、来るんだよ」
「どこから?」
「隣りの海南大学ボート部の敷地に女性の死体が埋まっている」
礼司はウッドデッキに出て、左側にある合宿所を指差した。
「本当か?」
「うん。当時のボート部の連中にレイプされて
殺されたとその霊は言っていた」
「おい、すぐに掘りに行こう」
「俺を信じてないな」
「掘らずにいきなり警察に電話はできないだろう」
孝は調理場の裏にある物置からスコップを二つ持ってきた。
「どの辺だ」
礼司と孝はウッドデッキから浜に出て、ボート部の敷地に向かった。
合宿所側のプロパンガスが置いてあるところまで来ると、
そのプロパンガスと重なるように女性の霊が立っていた。
「あそこだ!」
礼司は指差した。
「なるほどプロパンガスの下なら見つからないはずだ」
「一部分が見つかればいいよな、足とか」
「ああ」
二人でプロパンガスの脇を一メートルくらい掘ると、
白い骨が出てきた。
「足だ!」
「うん、これでいいだろう」
「おい、美津枝」
と孝は叫んで妻の名を呼んで、走ってペンションに向かった。
一時間後、合宿所で全身の白骨が見つかった。
そこに数台のパトカー、鑑識の車が来て大騒ぎになった。
「良かったなあ、これでもう幽霊がでないぞ」
「夜野さんありがとう。恩にきるよ」
「じゃあまたな」
「駅まで送るよ」
「いや、歩いていく。発見者のインタビューがありそうだからな。
しっかりペンションの宣伝しろよ。犯人が捕まるまで毎日取材陣が来るぞ」
テレビの力を知っている礼司は隆の肩を叩いた。
「ありがとうな」
「ああ」
礼司はバックを持った手を振った。
*********
7月なって、まもなく開園される稲城市の
遊園地の流れるプールの宣伝撮影のために雇われた
女子大生がビキニ姿で泳いでいた。
「痛い」
和江の指から血がポタポタと落ちた。
「どうしたの」
隣りにいた朋子が言った。
「広告用プレートの釘で指を刺したみたい」
「どれどれ」
和江の人差し指の傷を見ながら言った。
「大丈夫よ、指洗ってきなさいよ」
「うん」
その時プールに血が一滴落ちた。
「ちょっとしみる」
和江が戻ると朋子の姿が消えていて、
プールがかすかに赤く染まっていた。
「朋子、朋子」
和江はもぐって朋子を探すと急に目の前が真っ赤になり、
和江は恐ろしくなってプールの端っこへ泳ぎ、手をかけた。
すると足が強く引っ張られて水の中に沈んだ。
和江は水から顔を出し周囲を見回した瞬間、
ジョーズのように大きな口が目の前に現れ、
一瞬にして和江を飲み込んだ。
*******
仕事明けの礼司は昼飲みの出来る24時間営業の居酒屋にいた。
注文が終わり、おしぼりで手を拭いていると魔美が目の前に現れた。
「おお。今日は休みだぞ! 今から酒飲むし」
「だめー。今からお仕事」
「わかった、じゃあつまみだけでも食べる。
魔美、好きな物頼んでもいいぞ」
「大丈夫。から揚げと、おしんこ、枝豆。
ここにある物私の好きなものだけだから」
お酒は飲んじゃだめだよ」
「ああ、どうやって俺を見つけたんだ?」
「夜野さんの行動は大体把握している」
礼司は周りを見渡して小声で言った。
「ところで今度の鬼は?」
「呑鬼(どんき)という鮫顔の鬼」
「どこにいるんだ?」
「稲城市のプール。泳いでいる人を食べちゃうの」
「もしかしてこの前プール撮影会で事件が起きたところか?」
「そう」
「あれは気の毒だった。でも昼間だったよな」
「力のある鬼は昼間でもこっちの世界に餌を狩りに来れる」
「と言う事はかなり強いのか・・・それでどうやって退治するんだ?」
「モリで突き刺す」
「意外と簡単そうじゃないか」
「そうかなあ」
「まかせろよ。じゃあ、モリを買いに行くか」
「うん、そのあとに善然寺へ行ってくれる?」
豊島区にある礼司の自宅に車を取りに行った二人は、
新宿歌舞伎町の奥にあるビルの地下にある
ダイビングショップに入った。
「えーと、モリ、モリっと。いっぱいあるな」
売り場には数十種類のモリとナイフが並んでいた。
その中にある、先が三つに分かれた物を礼司が選んだ。
「高いなあ。10000円以上もする」
レジを通ったあと、金額は23000円だった。
「さあ、行くぞ」
「夜野さん、この前双鬼を退治した時ドロップされた時計」
「おお、かっこいい」
黒のフレームにボタンが4か所に付いている
デジタルダイバーズウォッチだった。
「それスマフォと連動するから歩数、血圧、心拍数もわかるから
健康管理に役立つ」
「俺、そんなに年じゃないぞ・・・」
新宿から中野の善然寺に着くと、魔美が礼司に言った。
「待っていてね」
5分ほどすると、魔美は大きなバックとリードを持って犬を連れてきた。
「おお、ボーダーコリーか。フサフサしてかわいいなあ」
礼司は魔美の親はフサフサ系の動物が好きだと想像した。
「ポチっていうんだ」
魔美は恥ずかしそうに答えた。
「ポ、ポチ!」
礼司は昭和の犬のベタな呼び方に
笑いを堪えた。
「パパが付けた名前なのよ。
英語のpooch(犬)が変化した説があるらしい」
「ほう、中々博学なお父さんなんだ。よろしくなポチ」
礼司はポチの頭と首を撫でた。
「パパは大学の民族学の先生なの」
「そうか、立派なお父さんなんだね」
ポチの頭をなでると礼司にパタパタと尻尾を振って、
〝一緒に行くからね〟と訴えているようだった。
「今日はあの巨大猫の嵐丸じゃないんだな。魚が好きだと思っていたのに」
「食べられるような大きさじゃないよ。それに猫は水が苦手だから」
「あはは。おい、また鬼は二匹じゃないだろうな」
「一匹だけど、水の中だから難しいでしょ。お手伝いよ」
「役に立つのか?」
礼司は首をかしげて車を走らせた。
「魔美」
「うん?」
「お前、学校は?」
「高校二年」
「ああ、学校行っているんだ。
夜中に出歩いて怒られないのか」
「うん、大丈夫。仕事だから」
「なるほど、仕事ね」
礼司は稲城駅から西に少し行った
大きな駐車場に車を止めた。
「ここか」
「うん」
稲城のプール側のゲート前に立つと、礼司は魔美に尋ねた。
「どうやって入る?」
「鍵は開いてるはず」
「何で?」
「魔法だよ」
「まさか悪い事に使っていないだろうな」
魔美は笑った。正面にあるウォーターライダーの
脇を抜けると魔美は言った。
「ここよ」
「おい、このプール、ドーナツ型だぞ」
「うん、長さ300メートル、幅6メートル、深さ1.2メートル、流速1メートル/毎秒。今は止まっているけどね」
「おい、これじゃプールの脇から狙えないぞ」
「うん、難しいよ」
礼司と魔美は橋を渡り、ドーナツ型のプールの内側に入ると、
魔美はバッグからスイムウエアを出した。
「これに着替えて」
「おお、競泳選手みたいだな」
「これに着替えたら、向こうの世界に移動するから」
礼司はチェックのシャツの上を脱ぐと、筋肉質の上半身を見せた。
「ところでパンツも脱ぐの?」
「当り前よ。夜野さんあっち向いていてよ」
「あはは、わりい」
礼司が着替えて後ろを向いていると
「いいよ」
と水着に着替えた魔美が言った。
「おお。魔美、お前ずいぶんスタイルいいなあ」
礼司は魔美の姿を上から下まで舐めるように見た。
「変態!」
「待て、そんなつもりじゃないぞ」
礼司は慌てて言い訳をした。
すると、プールがまるで水中でライトを当てたように青白く光りだした。
「本当にいるのか?」
「いるよ」
礼司はプールに顔を出すと、突然大きな口が
礼司を狙って水から飛び出し、ポチはワンワンと吠えた。
鬼の姿は、鮫のように長くざらざらの肌で色は青黒く、
顔はアンコウのように横まで裂けた口をしていた。
「あぶねえ、これかよ。しかし、でかい口だなあ」
「気を付けて。お腹すかしているみたい」
「うん、さてどうしようかな」
礼司はモリを持って立っていると一度顔を出したが呑鬼は顔を出さなかった。
「だめか」
礼司は両手を上げた。
「当たり前よ。水の中から見えるわ」
「そうか、じゃあ水の中に入らないとだめだな。怖いねー」
「ところで魔美、このパンツを着るメリットは?」
「あはは、言うの忘れていた。防刃機能なし」
「あっ、そう。やっぱりガンツみたいなスーツじゃないのね。
スピードアップは?」
「早くなるわ。個人差があるけど」
礼司は準備体操をしながら言った。
「これでも、水泳は得意だったからな」
「私もパパとよくプールへ行った」
礼司はモリを持ってプールに入った。
「どこから現れるか分からないわよ」
「あはは、怖い。まず、下からか」
礼司はもぐって周りを見渡した。
すると鬼は右側の奥から大きなヒレを一回動かすと、
礼司に大きく口を開けて迫ってきた。
「来たわよ」
礼司は急いでプールから上がった。
呑鬼は口を開けたまま壁にぶつかった。
「早い、めちゃくちゃ早い」
「うん、困ったね」
「おお。魔美、やつはプールから表に出ないだろうな」
「うん、絶対に」
魔美は笑った。
「OK。おしっこしてくる」
礼司はウォーターライダーの下のほうにあるトイレに向かった。
10分ほどすると礼司はトイレから戻り、プール際に立った。
すると、プールの水は時計回りに流れ出した。
「遅かったね、大きいほう?」
「ばか違うよ。他の用も足してきたのだ」
「ちゃんと手を洗った?」
「洗ったよ。どうせプールに入るのに、細かいなあ」
「だって汚いもん」
「今、流れるプールのスイッチを入れてきた」
「うん、ナイスだね」
「これで逆周りならやつのスピードが落ちる。
やつが俺を追いかけ始めたら、反対側の橋の下に走ってモリを渡してくれ」
「うん」
「お前がこっちから向こうまで行くのに約30秒、
俺がこっちから反対側に泳いで行くと約2分」
「残り時間は?」
「まだ30分あるよ」
「余裕だな」
そう言って礼司はプールに飛び込んだ。
魔美とポチは橋に向かって走り出した。
「呑鬼君どこだー、おいでー」
礼司は前と後ろを見ながら流れに乗って泳いだ。
5分経って礼司が橋の下を通り過ぎると魔美が後ろを指差した。
「しまった」
礼司はプールから上がると口を開いた呑鬼はまた壁にぶつかった。
魔美は駆け寄ってきて言った。
「だめだね、話し声が聞こえるのかな?」
「なるほどなあ」
「聞こえるの?」
「いや、見えるんだなあ。俺達の動きが」
「水の中から?」
「やつは行動範囲が狭い分だけ、音や影の動きに
敏感なんだ。魔美が橋の方へ走った音とか影とか」
礼司は魔美の手を引いて内側の真ん中に移動した。
「やつの体長が約5メートル、プールの幅が6メートルだから、
急にはUターンできないからそのまま一回りしてくるだろう。
それで、約1分もかからないで俺を襲ってくる。
もちろん、プールから出れば気づかれてしまう」
「うん」
「ポチと一緒に呑鬼を探して、合図を送ってくれ。
その反対側から飛び込むから、30秒後にモリを渡してくれ」
「はい」
魔美はうなづいて反対側に立った。
「のこり何分だ」
「15分」
魔美とポチはプールの縁を歩き出した。
5分ほどしてポチが吠え出すと同時に反対側に
礼司が走り出して叫んだ。
「いくぞ!」
飛び込んだ礼司はきれいなクロールのフォームで泳いだ。
と同時に呑鬼が礼司を追いかけた。
「夜野さん、追いつかれそう」
礼司はピッチを上げた。
すると、スイスイとスピードが上がったが呑鬼は
遊ぶようにギリギリの距離を保って泳いだ。
橋の下につく寸前、礼司はブレスの時に
大きく右手を上げて魔美に合図を送り
魔美が投げたモリを礼司が受け取り、
振り向きざまに呑鬼の背中をモリで刺すと、
その鮫肌は跳ね返し、何事も無かったように礼司に向かって
口を開け追いかけてきた。
「パパ、危ない!!」
礼司はモリをもう一度呑鬼の背中に刺すと、
橋からぶら下がっていたロープに飛びつき、鬼をやり過ごした。
水面から2メートルの橋の上には
ポチがナイフを咥えて待っていた。
「サンキュー、ポチ」
ポチから受け取ったナイフを両手に持ったとき時計が金色に光りナイフが輝いた。
礼司は橋の上から呑鬼の口の中に飛び込んだ。
「ああ、死んじゃう」
魔美は顔をふさいでしゃがみ込んだ。
礼司を飲み込んだ呑鬼は口を閉じ、バタバタと暴れていると
いつの間にかプールの水が半分以下になり、
鮫の体型にあんこうの口を持った呑鬼が、
釣り人に釣られたような魚のように飛び跳ねた。
「この野郎!」
魔美は落ちていたモリを呑鬼に突き刺した。
その瞬間、モリは堅い肌を貫き鬼の体は爆散し飛び散った。
その肉片と血をプールじゅうにばら撒くと、
5人の赤い塊が半月が浮かぶ空に向かって昇っていった。
「2人以外にも死んでいるんだ、ここ」
魔美は空を見上げながら言った。
「23時55分、任務完了。ああ、苦しかった」
礼司は咳をした。
「夜野さん、大丈夫?」
「ああ、水を抜いていて良かったよ」
「気がつかなかった」
「あいつ、プールから絶対出ないって言っていたからさ。
プールを空にしたらどうなるかと思って」
「水が無くなることに気づいたら呑鬼は鬼の世界に戻ってと思う。やっぱり、モリだけじゃだめだったんだね」
「ああ。ナイフを手に持ったときこの腕時計が光り出して
しかも、ポチがナイスだったし。あはは」
「鬼の体の中身はどうだった?」
「『メン・イン・ブラック』のトミー・リー・ジョーンズの気持ちが分かった」
「何それ?」
「アマゾンかネトフリで観ろよ」
「私も泳ぎたかったよ」
「ああ、今度三崎口の友達のペンションへ泳ぎに行こうぜ」
「うん」
「ところでさっき俺の事、
パパって呼んでいなかったか?」
「まさか」
「今日の報酬は?」
「1万円」
「よし、そのお金で寿司食べに行こう。ポチには高級缶詰」
「やった!」
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