第2話「多様化について」

今の世の中は「多様化」が進んでいる。

まずは、「多様化」とは何なのか?

そこの前提知識について考えてみる事にした。

「多様化」といっても様々な方面での変化があり、食文化で言えば、世界各地の料理を食べる事が出来るようになり、

働き方で言えば、テレワークや副業、フレックスタイムなどがあり、

価値観で言えば、昔は結婚をするのが一般的で、女性が専業主婦として家にいるのが今では結婚をしない女性が増加し、結婚しても主婦から主夫へと変わって、夫が家で家事をするケースも、今では「多様化」によって選択肢が増えている。

「多様化」は悪いものではないように見える、実際悪いものではなく、自由な生き方をそれぞれが選べるように今の社会が対応している為、良い事と言える。

だが、デメリットも発生している。

多様な働き方を認める事で、部下1人1人の就業時間や出社日などの把握をしなければならない為管理職への負担が、かかる事が懸念される。

これまでとは異なる働き方が生まれ、受け入れる為に、ルールの作成、保進、労働環境の改善などを行う必要性が生まれる可能性があり、通常業務とは別にタスクを管理職が行わなければいけなくなる。

多様な働き方が生まれたからと言って、すぐに会社にその働き方が定着するわけではなく、時間がかかる。

理由は、自社の環境などに合わせて、定着しやすいようにアレンジをしていくのが必要になり、従業員にニーズの聞き取りや、精度の検証を行うと必然的に時間がかかり、更に会社は機器の導入、設備が必要になってきており、費用もかかる。

若い人たちへの理解度が重要となり会社としても上司としても理解する為情報のアップデートが大切となる。

さて、ここまで「多様化」の重要な注意点を説明したが、これは「多様化」によって企業側が注意しなければいけないのであって、私達労働者側からすると多様な考え方や生き方、働き方を認めてもらえるのはありがたいと言えるだろう。

次に生活面での「多様化」による変更点について考えていく。

みなさんは生活面での変更と言われて何を思い浮かべるだろうか?

例えば先ほど言った結婚を選ばない人の増加や主夫の増加なども当てはまる。

その他には、これから先の未来でトイレの種類が増える可能性がある。

もちろんトイレの種類と言うのは、どこのメーカーでと言う話ではない。

今のトイレでは男子、女子の2つで分けられている。

ここまできたら予想がついている人がいるだろう。

ジェンダー問題が関わると、トイレは男子、女子と極端に分ける事がこの先出来なくなるかもしれない。

なぜなら心は男、女と言う人がいた場合どちらのトイレにもいけない。

心が男なら女も男子トイレに入っていいのか?

心が女と言えば嘘でも入っていいのか?

心と言う曖昧なものだと、裁判になっても嘘が暴きづらく、その為容易にトイレを増やせないが、増やさないと本当に困る人からのクレームが来る。

そして仮にジェンダーの人たちに合ったトイレを作るにしても、今までの何倍も設備費用や設置場所の確保、水道、電気代金の増加、など抱える問題が多すぎるが故、商業施設や会社などではこれからトイレに関するクレームが来る可能性が懸念されている。

これは経営側も利用者も今後は使いづらく、営業しづらくなっていく事が予想出来る。

もし、これから経営を考えているのなら将来起こるであろう点を考慮した方がいいと言える。

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