「来週テスト」とあるので、若い作者なのでしょう。瑞々しく抑制の利いた作風が、心の奥にまで染み込んでくるようです。なかでも、祖母の死を詠んだ短歌2首は出色で、悲しみを独特の表現で詠んでいるのです。そのほかにも、ユーモラスな短歌もちりばめられていて、全体のバランス感覚が優れていると感じました。推し短歌1首。体内の水分のうちどのくらい瞼の下から出ててもOK?
もっと見る