啓斗POV
家に向かって歩きながら色々考えている。まず桃花に超能力があったとして、なんで麗奈に超能力の話をしたのだろうか?見た感じ麗奈は桃花のことが嫌いになっている。嫌われることくらい超能力があればわかったはずだ。そして感情を変えられるならば、なぜ俺を避けておきながら俺が桃花を嫌いになるようにしなかったのだろうか?でも理屈なんてどうでもいい。自分は怒っていた。桃花に。淵のことを操ったかもしれないことに。そんなことをして俺を今まで悩ませて巻き込んだことに。目の前にある石を蹴ろうとした。靴が脱げた。紐を結んでいなかったのだ。怒っていたから気づかなかったのかもしれないし、自分の足元というものは意外と気づきにくいのかもしれない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます