麗奈POV


祭りが終わった後に啓斗は家が近いので途中から淵と二人きりになった。話したいことがあると言って淵と真ん中に大きな木がある公園へ行ってベンチに座った。真夏のはずなのに蒸し暑くない、むしろ少し涼しいかもしれない。蝉が鳴いている。「あのさ、さっきの話の続きなんだけど。」「うん」「淵て私のことどう思ってるの?」「いきなり?w」「うん」明るく答える。ちょっと最初声が震えた気がする「逆に玲奈はどう思ってるn「好きだよ。」被さなければこの話題を逸されていたのかもしれない。「好きだよずっと」蝉が鳴くのをやめた。「そっか。そうだったんだ。」何を言ってるの?淵は知ってたはずなのに。「淵は?私のこと 好き?」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る