既成事実と皇帝


「は?どう言うこと?」



「どう言うことって契約の内容よ?」



アマラは不思議そうに首を傾ける。



「結婚ってどう言うこと?」



「貴方契約内容見なかったの?」



「うん…」



「はぁーバカじゃないの?」



「契約内容教えてくれない?」



「契約の内容は3つよ。

一つ、アルとアマラは結婚する。

二つ、アルはアマラの部屋に住み自由に魔術の研究や冒険者をしていい。

三つ、アルはアマラを一生愛しアマラはアルに全てを捧げる。以上よ。」



「は?マジで言ってる?」



「大マジよ?今日から私とアルは夫婦になったの、よろしくね?あ・な・た♡」



「終わった…ちゃんと契約内容見ていたら…」



アルは後悔を顔に浮かべながら頭を抱える



「と言うことで…」



アマラはアルに近づきベットに押し倒しアルの上に乗る


「え?え?」



アマラは困惑しているアルに顔を近づける。

アマラはアルに抱きつき愛を囁く。


「私ずっと前からアルのこと好きだったのよ?どうせアルのことだから契約破棄しようとするでしょうから既成事実を作っちゃうわね?」



「え?ちょっと待って…」



アルは今だに状況を理解できて居ないが既成事実を作られたらまずいと言うことがわかって居るので必死に抵抗するがアマラは魔剣士、アルは魔術師の都合上どれだけ抵抗してもアルは抜け出せず…




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皇城のアマラの部屋でアルは目を覚ます。



「あー終わった…」



アルの隣には一糸もまとわず白く綺麗な肌を惜しげも無く晒しアルに抱きつくアマラが寝ていた。



「皇女に手を出したことバレたら殺される…」



「あら?起きてたの?」



「う、うん…」



「アルなら別に帝国に喧嘩売っても勝てるでしょ?」



「そうだけど…」




コンコン

部屋のドアをメイドが叩く



『アマラ様入ってもよろしいでしょうか?』




「ちょっと待ってね」



『分かりました』



アマラはすぐに近くに落ちていた服に着替えるをアルも急いで着替える。



「いいわよ〜」



「失礼します。アマラ様、アルノルト様、皇帝陛下がお呼びです。」



「終わったー」



アルは顔を青くして頭を抱えうずくまる。


「じゃあ行きましょうか…」



アマラはアルを魔法で浮かせ無理やり皇帝がいる玉座の間連れて行く。






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