ep.7 恍惚の壁画
登場人物
姿は
「往こうか」
一刻も歩いただろうか、讙が放つ灯りに反射するものがあった。近づくと、横に三本並んだ剣だった。どれも地に剣身の半分ほどが突き立っている。
「ここで間違いないようだね」
どうやら洞窟の突き当りに達したようだった。
王子喬は、讙が照らした三本の剣の奥を眺めると、
いつ、
中でも一際眼を
それを討伐したとでも云うのだろうか、黒い衣を
黒い衣を纏った者の右足は、
「さて」
壁画を
「玉座は
王子喬は、にこやかな笑みを浮かべて独語した。
その声が洞窟内に
グシャ――。
洞窟内を照らしている灯りが弱くなった。
「――――⁉」
ドシャ――。
突如として辺りは闇に包まれてしまったのである。
「……
辺りを包んだのは闇だけではなかった。闇に紛れ洞窟内に満ちたのは、
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