映画「夏」より引用
蓮胤 弾
映画「夏」より引用
自殺ごっこをして14歳になる。八月、僕だけの夏休み、
翅の無い、惡い子天使は傷痕が右頬にだけ。宿題もしない。
遺言と名の無い花の花束を自分の机に置くいじめっ子
塩素は青! みたいな共感覚が きみにもあれば いいなとおもう
溶け出したアイスクリームは泡にして海に浮かべてね それじゃ、また
あの娘の皮フは白皙のスクリーン/リリイ・シュシュのすべてを上映
無底からグノーシスがぼくお覗く第八病棟、きみもにげて
陽炎の幽渺に透く電波塔 卒塔婆と並ぶ夏腐し哉
ぼくはうまれなおすので、ぼくと君でぼくのはかまいりにいきましょう
ひぐらしの鳴く頃に霊園へさよならを、もう夏休みが終わる
映画「夏」より引用 蓮胤 弾 @dandanwo_
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