刺さる人にはがっつり刺さるし、そうじゃなくても刺さって欲しい名作

めっちゃ斬新な切り口で描かれたホラー作品でした。
IT×ホラー・怪異ものとあってIT関連知識クソザコマンな私は身構えたのですが、都度解説があって理解しやすく、混乱せずにサクサク読めました。
内容としては新人研修の成果発表会にて起きた怪奇現象を解明するため、対策チームが組まれ、その対策チームの目線で進んでいく物語です。
ホラー好きとしてはたまらないゾクッと来る演出や、様子がおかしくなるチームメンバーと王道の展開もあって、不謹慎ながらワクワクして仕方なかったです。

また小説としての文章もある一方、映像データやチーム員同士のメッセージツールなどのやり取りもあって、小説を読むというより『SCP』の記事を読んだり『serial experiments lain』という名作カルトゲーをやった時の様な、ノベルゲームの亜種をしている感覚で、ひたすらに新鮮でした。
気になった方は是非とも読んでみてください!

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