Episode8 大切な人
ティブロ病院では
コムロ「重症じゃなくて良かったな」
マーちゃん「そうだな、明日から商人できなるなると思ったぜ」
コムロ「商人は続けられるがとりあえず怪我が治るまでここから動くなよ」
マーちゃん「じゃあ商店は…!」
コムロ「大丈夫だ。俺が代わりにやっておく」
マーちゃん「コムロ…!」
コムロ「そういえばノックスは大丈夫か?」
マーちゃん「あいつなら勝てるでしょ。相手相当弱ってたし」
コムロ「それもそうか」
ノックス「マーちゃん、コムロ!」
コムロ「噂をすればか」
マーちゃん「マヤノはどうなった」
ノックス「しっかりとやっておいたよ」
コムロ「さすがはノックスだな」
ノックス「ありがとう、じゃあジョンにこの薬を飲ませようか」
ノックスはジョンの元に近づいた。
ノックス「よし、これで大丈夫かな。しばらくしたら起きると思うよ」
コムロ「ありがとう、ノックス」
3人は固唾を飲んでジョンを見守っていた。ノックスは大丈夫そうに見つめ、コムロは早く起きろと願うばかり。マーちゃんは松葉杖をついて心配そうに見つめていた。しばらくすると…
ジョン「…ん?ここは…どこ?」
コムロ「…!ジョン!」
ジョンが目を覚ましたのだ。コムロは思わずジョンに飛びかかり抱き合った。
コムロ「ジョン…、生きてて良かった…」
ジョン「ちょっとコムロさん、痛いですよー!」
コムロは泣き崩れた。気づいたら俺もそしてノックスも泣いていた。ジョンの病室は涙で包まれた。
マーちゃん「ジョン、やっと目覚めたんだな。全く、どんなけ寝てたんだよ…!」
ジョン「マ、マーちゃん!?そんな泣かないでよ!」
ノックス「友情というものは固くて強いね」
ジョン「ノックスさんも泣いてどうしたんですか!」
3人はひたすら泣き続けた。泣き終わったあとジョンに事情を説明した。
ジョン「そんなことがあったんですね」
コムロ「あぁ、マーちゃんの怪我もマヤノと戦って出来た傷だ。マーちゃんはジョンのために必死に戦ったんだ」
マーちゃん「ジョンが目を覚ましただけでこの怪我は意味のある怪我だと俺は思う」
コムロ「さぁ、帰ろう。マーちゃん商店に」
マーちゃん「クリックにもしっかりと元気な姿を見せるんだぞ」
ジョン「もちろんだよ!」
ノックス「では、僕もそろそろ失礼するね。なにかあったらまた言ってくれ」
マーちゃん「ありがとう、ノックス」
コムロ「マーちゃんはしっかりと傷を治すんだぞ」
マーちゃん「わかってる。その間商店は頼んだぜ!」
コムロ「あぁ!」
2週間後
マーちゃん「今日から復活だ!」
ジョン「マーちゃん!帰ってきたんだね!」
コムロ「本当に、遅いぞ。マーちゃん」
マーちゃん「ごめんごめん、その代わりお前たちは休んでていいぞ!俺が2週間分を1日で取り戻す!」
コムロ「無理でしょ」
ジョン「コムロさん、ナイスツッコミ!」
マーちゃん「そうか?あはは笑」
コムロ・ジョン「あはは笑」
こうしてマーちゃん商店にまた平和が戻ってきたのであった。友情、それは人をここまで熱くさせるとても大切なものである。
Fin.
名探偵マーちゃん?とジョン〜第6作目〜 きっちゃん @ryusei071105
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