Episode7 救世主

マーちゃん「コムロ…!」


コムロ「マーちゃん、ごめん。俺が仕事を放棄したばかりにマーちゃんにこんな思いをさせてしまって…」


マーちゃん「そんなことはどうでもいい!それより前!」


マヤノ「とう!」


コムロ「おっと、危ない」


コムロ「さぁ、早くこの戦いを終わらせようか」


こうしてコムロvsマヤノの戦いが始まった。最初はコムロたちが優勢かと思われたがマヤノも勢力を盛り返してきた

コムロ「こいつなかなか強いな」


マヤノ「もう疲れたからそろそろ終わりにするよー」


コムロ「終われるもんなら終わってみろ!」


マヤノがコムロに襲いかかった。コムロはなんとかガードすることに成功した。

コムロ「ふぅ、危なかった」


マヤノ「へぇ、結構やるじゃん」


コムロ「そりゃ今までたくさん戦ってきたからな」


まさに互角と言った勝負。今までで1番手こずっている相手かもしれない。なんなんだこいつは。俺も動ければいいのにと何度も思った。そう思った時、屋根の上から男の声がした。


???「君がマヤノかい?」


マヤノ「ちっ、また1人増えやがるのかよ。あぁ、そうだよ」


???「結構倒しがいがありそうな子だね、ジョンを眠らせたこと後悔させてあげるよ」


マーちゃん「その声は…!」


マーちゃん・コムロ「ノックス!?」


ノックス「すまない、割と手下たちが強くてね、ちょっと遅くなってしまったよ」


ノックス「あとは僕に任せて、コムロはマーちゃんの手当てを頼んだよ」


コムロ「わかった」


ノックス「さぁ、マヤノ。今度は僕と勝負だ!」


マヤノ「やれるもんならやってみな!」


今度はノックスvsマヤノの戦いが始まった。2人ともさっきまで戦ってたとはいえすごい勝負だ。だが、さすがはノックス。剣さばきが伊達ではない。


ノックス「君の剣さばきってこんなものなんだね」


マヤノ「くっ、まだまだ!」


ノックス「君の好きにはさせないよ」


ノックス「隙あり!」


マヤノ「なっ!嘘…だろ…(バタン)」


ノックス「情けないやつだな」


ノックス「マーちゃん、怪我は大丈夫かい?」


マーちゃん「あぁ、なんとか。歩くのは少ししんどいが…」


コムロ「とりあえず最低限の処置はした」


ノックス「ありがとう、コムロ。あとはあいつからジョンを目覚めさせる薬を取るだけだ」


コムロ「一応生きてるかもしれないから気をつけていけよ」


ノックス「わかった」


ノックスは警戒しながらマヤノに近づいた。

ノックス「よし、取れた」


マーちゃん「いいぞノックス、じゃあこれを持って病院に行こう」


マヤノ「まだ…まだだ。その薬は絶対に持っていかさない」


ノックス「2人は先に病院に行ってて」


コムロ「わかった」


ノックス「君に最高のショーを見せてあげたのにまだ物足りないっていうのかい?」


ノックス「そんな仕方ない君にはもう一度ショーを見せてあげるよ」


マヤノ「望む…ところ…だ」


ノックス「ジョンを眠らせたことを後悔するんだね!」


ノックス「これでおしまいだ!」


マヤノ「ぐはっ…(力尽きる)」


ノックス「後悔する間もなかったね。本当に情けないやつだ」


ノックス「さて、病院に向かおう」

















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