朝、惑星へと転生した主人公が、自身の体表で起こる生命の誕生や文明の興亡を直接体験する物語。隕石の衝突を「痛み」、大気を「ジャケット」、工場を「汚れ」と感じるなど、天体ならではの独特な身体感覚描写が特徴である。数十億年の歳月が文明の進歩と共に数十分、数十秒へと圧縮されていく演出が、核戦争で自滅する生命の儚さと文明の残酷さを際立たせている。スケールの大きなSFや環境問題を題材にした話を好む読者におすすめできる。
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