第3話 攻略者
翌日
昼前にデパートについた
「ねぇおにぃ余りお金もってきてないけどいいの?」
「大丈夫だよダンジョンは危険が多く近距離はリスクが高い....だから
逆に剣とかは廃れてるんだよなぁ
つか、前の璃子が「☆天才魔法少女☆」って呼ばれてたんだから知ってるだろ
「璃子はどうする?」
「うーん
「戦鎚....身体強化あるからいいのか...?振り回されるなよ」
「ハイーハイ!」
その体に戦鎚とは....似合わんぞ
俺は刀にした....使いやすい
「防具とかは普通の物だったからよかったな」
そんなこと言ってたら
璃子が何かに気付く
「ねねおにぃ」
視線の先には白昼堂々と女性を襲おうとしている男二人がいた
「あの人
「
鈴宮蒼華。通称、蒼姫。桜花で一番の美人と言われている。高等部二年の生徒
「なにやってんだ?蒼姫は。地上でも基礎的な魔法は使えるハズだけど」
そう地上でも魔法は使える。ダンジョンより魔力が薄い為に基礎魔法以外は使えないが
身体強化でもやれば逃げられるだろ...
魔力操作の技術が足りないのかねぇ
修練しとけっての
「はいはいお二方ストップですよ」
「なんだ?てめぇ」
「ガキに用はないんだよ!」
ゆっくり介入させてもらう。正味お前らの身が危ないからってのもあるな
こういうのは俺達は嫌う。璃子は特にだな
「そこのお嬢様は俺の知り合いなんでねぇ」
「見過ごせないってわけか?!」
「お前を潰した後にでもお前の妹も犯してやるよ!」
「ア゛?!」
ほう俺の逆鱗に触れるとはなぁ
良い度胸ですねぇ
「殺したいのは本音だが、ボコスだけにしといてやるよ」
「やれるならやt」
「言葉より手を動かせって習わんのか?」
突っ込んできた取り巻きに一撃胸に入れる
「グォッ....」
「弱いね君...よっ」
もう一人の攻撃をひらりと避ける
取り巻きとは違い魔力を拳に纏ってるね
「なかなかやるね君はさ」
「つか避けんなよ!そこは当たれよ!」
「嫌だよドMじゃあるまいし」
少し魔力を纏い、それを加速させる
「これで沈んどけ」
そのままソイツを沈ませる
「助けていただきありがとうございました」
「無事ならいいさ」
「礼をさせてほしいので屋敷に来ていただきたいのですが...」
「興味はないよ」
それがほしくて介入したわけではないしな
弾丸魔法を使おうとしたが、こいつらを殺しかねんことで使わず拳で制圧したけど....弱かったなぁ
「つーか「最弱戦士」の俺といない方がいいんじゃねぇのか?」
「?貴方が最弱?」
「まぁ君らがどう思おうと知らんさ」
戦闘というか技術に興味があるだけだしな
魔法体型なり.....弾丸魔法にたどりついた「前の俺」にも興味が尽きんな
「璃子は
「そのまま持っておくよー。無くても魔法とかは使えるしねー」
帰路につきながら不意に問う
璃子は持っておくのか。らしいといえばらしいのか。魔力操作はかなりのレベルだしな
夕御飯は璃子が作ってくれた
なんか懐かしい味でした
───明日は私物の手入れしておくか
真夜中にふと目が覚める
「変な時間に目が覚めたな」
前の俺が持っていたスマホに気になるアプリがあった
「DTube?」
ざっと見ると所謂ダンジョン関係の動画サイトだった
「SUZUちゃんねる?登録チャンネルはこれだけか」
何個か動画を見ているとだいたいは「C級(下からE,D,C,B,A,Sと難易度となる)」をメインに攻略している攻略者。
「へぇ綺麗だな。ポテンシャルも目を見張るものがある」
なぜかは知らんけどアンチが居るっぽいんだよなぁ。よくわからん
「魔法構築もはやい。きっかけさえあれば「魔王」とか「魔女」とかの領域いけんじゃねぇかなあ」
まぁどうにもできんがな
璃子に頼もうにも感覚派なんだよな。コイツのリアルは知らんからあれだけど
───俺もやってみるか───
「それがいいな」
───明日やろう───そうしよう───
高等部になると誰でもダンジョンに潜れる
まぁ許可いるけどな
なんか許可とってるっぽいんだよな前の俺が
「とりま軍服に仮面でいいかな」
ドローンは権能で作るか
翌日
「璃子いいかー?」
「うん?なにおにぃ?」
「今日ダンジョン行くから留守番頼むな」
「はぁ?!?!」
この後色々聞かれた
まぁ説得できたしヨシ!
「気をつけてね?おにぃ」
「まぁな。怪我なんかしないさ」
今の俺の強さは璃子にはある程度説明してあらからヨシ!
数時間後
普通にダンジョンに入る
ダンジョンに入る時は入り口に受付があるからそこで探索者カードをピッ!ってすればいい
探索者カードは誰でも取れるもの
「名前は「深緑ダンジョン」。ランクはS?」
Bじゃないのか?
少し見るか
「〈空想を現実に 顕現せよ〉」
探索眼でダンジョンを見る
「やはりSか」
なんでだろうなぁ
気にはなるけど
───なにか不味いか?───
───これが面白い!───
「配信してみるか」
ドローンを飛ばす
念のため読み上げ機能をONにしておく
「さぁスタートだ!」
〈初心者さんちっすちっすー〉
〈格好いいなー〉
色々コメントがつく
視聴者数は3となっている
「どーもようこそ「トーマチャンネル」へ。俺は初心者攻略者のトーマ。適当に攻略していくぞ。まぁよろしくなー」
〈はやいけどゴブリンだ!〉
〈後ろだ!〉
「問題なしだ」
デコピンで消滅した
〈????〉
〈弱いとはいえモンスターだけど?〉
〈初心者とはこれいかに〉
「進むよ」
ダンジョンを駆ける
姿は軍服に顔の上半分隠れる仮面をつけてる
〈ここってどこのダンジョン?〉
「ん?ここは深緑ダンジョンですよ」
〈へぇ新緑かぁ〉
〈初心者御用達のとこか〉
〈怪我はしないようにねー〉
「はいはい当たり前ですよー」
駆けてるとスケルトンを発見
「ほおらぁ!」
大きめの火の玉を放つ
〈やっぱり火力可笑しいってw〉
「そうか?」
〈初心者レベルじゃないんよなー〉
〈これだと捏造疑われそう〉
〈配信だからしようがないんだけどね〉
「次に行くよー」
少し奥で叫び声が聞こえる
〈?!なんだ?!〉
〈叫び声?誰か居たのか?!〉
「本気で行かないとな」
全速力で駆け出す
───一つ下の階層か────
「〈
〈うぉぉぉ速すぎて酔うぅ〉
〈ヴォエ〉
「おいおい吐くなよ」
「んあ?なんだあの狼は?」
〈ブラッディウルフじゃん!〉
〈新緑では出ないやつだぞ!〉
〈Aランクモンスターじゃねぇか!〉
「なんか強そうなやつだな」
「速!」
向き合った瞬間にブラッディウルフは突っ込んでくる。ギリギリで避けられたからいいが
「だけど残念だったね」
地面の土を操作してブラッディウルフを拘束する
「Checkmate」
小さな水滴を眉間に打ち込む
「っと先を急がないと」
数分後
三人のパーティーに遭遇する
「お三方大丈夫か?」
─────
どうも冬馬です
久しぶりの投稿です
ずうっーととある「TSったVtuber」の小説をよみまくってるよ
あれは本当に面白いよー。題名はあげませんが読んでみてね。
フォローやPVは私の糧となり、意欲そのものなのでよければしてってください
天〈ほし〉の守り手 凛海冬馬 @HIRAGI4435
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