第2話 主神のやらかし

バッと目が覚める

「....ここは?」

場所は崖の下.....だな

スーッと体の記憶が流れてくる

く..クソまじで頭が割れるぞ、これは




ふぅラクになってきたな

名前は変わらず凛海冬馬で、総合統一桜花学園おうかがくえんの高等部二年か。

「桜花って母校だなぁ....なんか攻略者の高校になってるんだが...」

まぁ流石に前とは違うこともあるだろうな

というかあいつはどうなんだ?家に居るのかな?

「つかこの体虐め受けてるじゃねぇか....」

最弱ゆえに...か

なんというか....ありきたりだな


「ん?なんだろこの剣」

オウ○○カリバー?怒られろ版権先にな!

そっと仕舞おう






取り敢えず家についた

家はあいつの気配でなんとなくだけど

「ただいま....であってるのか?」

ダダダと二階から向かってくる気配がある

あいつだな絶対

「センパイー!遅いですぅー」ムフー

「そう言うなよ...というか抱き付くな」ナデナデ

テンション変わらずだな

この方が心地よい...そう思える

「凛の今の名前はなんだ?」

璃子りこだよー♪︎凛海璃子」

ふむ璃子はひとつしたか(年齢)

虐められてることは知らなさそうだな....暫く隠すか

「あと流石にもうセンパイって呼ぶのはやめてくれ」

「うーんなら「おにぃ」でいい?」

....身長150cm弱のロリ巨乳に言われるのは...なんか..来るものがあるな

「まぁそれでいいさ」

色々言いたいけど.....義理の兄妹だし....両親は死んでるっぽいし...似てる訳ないんだけどな

「おにぃ。今気付いたけど夏休みなんだね今日」

「あーそうだねぇ」

璃子に言われて気付いた

あと残り2日じゃねぇか!

「あと2日だがな...とりま明後日までだし...今日は休むか?」

璃子が頷いて自分の部屋に戻る



「ふむふむいい空間があってよかったのぉ」

俺は修練場に来ていた

前の俺達ぐらいしかこういう空間を作らないらしいな

「....これは不味くないか?版権先ぶちぎれるだろ....王○○装なんかできるやつもあるしよ....あとなんで本物の神器なんかあるんだよ!」


レプリカもあるけど....本物は封印して返品じゃあ!あとで「版権先におこられカリバー」などは改造しないとな...


「特撮好きとしては使いたいけどよぉ!メタいけど怒られるから使えねぇ!」


俺は誰に言ってんだろ..........


「取り敢えず魔法とかは使えるけど....」


虐めの原因を記憶を辿って調べたら

無属性で且つ魔法適正ナシ

だからそうだけど...


「本当にそうか.....?」


実際は普通に使えてるけど....?

適正とかは学校に入ってから調べるらしい

ダンジョン関係の学校は桜花しかないけど....どんな属性でも使い方次第だとは思うのだが



「ふむなるほどねぇ....」

記憶を見たらわかった

ダンジョンの魔物モンスターは属性のついた魔法でしか倒せないってこと、そして、属性は本人の魔力の「色」で決まる。無属性は無色であり属性が「無」であるがゆえに無属性と呼ばれる....魔法適正は....


「なるほど。でも魔力操作のレベルだとは思うけどなぁ」


よくわからんけどこの世界は「ある程度の魔力操作技術」が個人差はあれど付与されているらしいけどこの体には、それが付与されていない魔力操作ができないってことだと


「まぁ俺はできてるからいいけど」


もう俺は無意識で出来るようにしてあるし


「でも安定しないな。中級と上級は」


基礎は同じだし...漫画とかでよくある「サークル」とかはないし...なんでだ?


「でもまぁ俺には弾丸魔法があるしいいか」


魔法を弾丸にして放つ魔法。前の俺が作っていた代物。練習がてら少し手を加えて完成させてもらった



☆☆☆☆☆

修練場からリビングに戻ったら

璃子が話しかけてきた


「おにぃ。ダンジョンにいけないかな?」

「無理だな学校の許可がないとな」


ダンジョンに潜るには探索者資格が必要であり、未成年ならここに家族と学校の許可がいる


「俺は許可していいけどな....取り敢えず武器買おうか」

「ん?なんでなのー?主神さんから貰ったけどー」



質問が飛んでくる

まぁ貰ったけどねぇ....


「全然最低限とかじゃないんだよ....!」

「ん?どゆこと?おにぃ」


そのままアイテムバックを渡す

璃子は中を見た瞬間に顔面蒼白になる


「え?....これらって...本物?」

「レプリカもあるけど....殆どマジもんだな....」


璃子神話オタク特撮好きからしたらドン引きだよ主神よ


「そ...そうだね買いに行こう....怖いよ」

「神器とかは封印&返品だからいいがな」

「できるならおねがい」



買い物は明日することになった

今はゆっくりしていたいらしいしな



このまま今日は終わった

飯は俺が作って、昼(転生したタイミングが昼だから)はパスタとサラダで、夜はドリアとかフルーツでした





どもども

冬馬ですよー本日は二回目ってことでどうかな?

楽しく読めてるのかな?

二人は力とかでチートではあるけど...この世界で最強ーってことはないのでね。まぁ規格外ではあるけどな

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