ズボラでも快適に生きる。ASDグレーゾーンの私が辿り着いた「手間を減らすこと」だけ考えた半ミニマリスト生活
買わない、選ばない、でも困らない
ASDグレーゾーンの診断を受けている私はとにかく片付けや整理整頓が苦手だったりします。
そんな自分にとって、「モノを持つこと」は散らかる原因であり、意外と大きなストレスでした。
なので私は「買わない」「選ばない」「でも困らない」生活を意識しています。いわば、“ズボラ式ミニマリズム”です。
服は予め同じものを数セット用意する
これはスティーブ・ジョブズ氏もそうだということで有名ですが、服を選ぶのがめんどうなので、最初から季節問わず着られるような服を数セット用意し、着回しています。
また脱いだまま放置しがちな私にとって、シワになりにくい服をなるべく選ぶようにしています。
持っている数が少なければ、洗濯・収納・管理の労力もグッと減ります。
また、破けた、変色したなどがあってもすぐ代わりがあるっていうのも良いと思っているポイントです。
個人的にオススメは、
・黒のパンツ(ズボン)
・白のTシャツ
を数セット用意しておくのが楽です。
スーツのジャケットを普段使いしてもいいですし、カーディガンとかと合わせてもいいですしなんとでもなります。
ちなみに「一年着なかったら捨てる」ルールを取り入れてるため、着ることがない服は基本的にはありません。
モノを減らせば、片付けが楽になる(断捨離)
ASD傾向の一つとして「片付けが苦手」という特性があります。
どこから手を付ければいいか分からず、放置してさらに悪化…。
この悪循環を断ち切るには、「そもそもモノを増やさない」ことが一番でした。
なのでテレビはありませんし、調理器具や鍋・フライパンなどは全て捨てました。
お恥ずかしながら料理は基本しないですし、必要になればコンビニやお惣菜で済ませます。
節約を考えると自炊した方がいいと思うのですが、自炊していた頃は食材を腐らせたり、洗い物を放置してしまってカビがはえるなどがあり、精神的な意味でも自炊はあまりしない方がいいという判断になりました。
食器も選び方が大事
食器は耐熱で、割れないもので、洗いやすく、汚れが分かりにくいものを1セット。(木目調の食器)
自炊はしないものの、たまにレンチン料理などをします。
ただズボラな私は洗い物をすぐに溜めてしまうので、「洗わないと次が使えない」状況を作ることで自然と自分を動かせます。
本当に最低限として必要なものはコレ
今、私の部屋にあるのは パソコン、スマホ、ベッド、机、レンジ、冷蔵庫、扇風機、衣類だけ。
(エアコンなど初期設置されているものを除く)
テレビは見ない、ニュースはスマホで
固定電話は使わない(携帯でいい)
プリンターはコンビニのネットプリントを利用
自炊はしないから調理器具類はほとんど無し
コインランドリーが近場にあるから洗濯機は無し
車は乗らない、公共交通機関を利用する、最悪レンタカー
本は電子書籍
ゲームはスマホやPCで出来る
そんな感じで物を減らすと掃除や整理の負担も最小限で済みます。
ちなみに、入居当初から暫くは机とベッドは購入しませんでした。
何故途中で購入したかというと、
・ベッド類は腰痛的にも睡眠の質的に
・机は書類記入やパソコン使用時に
それぞれ必要と判断しました。
余談:物欲があまりない
上記のことを知人に話すと、「何もないけどどうやって生活しているのか?」とよく聞かれますが、普通に生活できます。
何となくですが、一般の人と比べて物欲が少ない方なのだろうなと思います。
お金があって今の生活で物を増やすなら何がいいか、と言われても「特に何も」と思ってしまいます。
(何かいいものがあったら教えて欲しい。)
物欲という意味で強いて言うのであれば、「移動しながら生活できる」という意味でキャンピングカーには惹かれます。
コインランドリーがもし近くになければ、乾燥機付きドラム洗濯機を買うぐらいですかね…。
QOL(生活の質)が上がるものでかつ最低限必要と感じるかどうかを判断基準としています。
なるべくモノを持たず、どこでも生活できる、バックパッカーのような存在。
私にとっての理想の生き方に近いのかもしれません。
最後に
私は「ミニマリスト」を名乗れるほどストイックではありません。
ただ、ASDグレーゾーンの特性に合った「快適で、ラクな暮らし方」を試行錯誤してきた結果、今のスタイルにたどり着きました。
同じように、「なんだかモノが多くて疲れる」「片付けがうまくいかない」と感じる人にとって、私の暮らしが一つのヒントになれば嬉しいです。
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