第23話 コンラッドに襲われる

リビー「メイ様、一時間ほど外出してきます。誰か来ても、絶対に入れてはいけませんよ。」


メイ「分かっているわ。」


そうして、エイベルの部屋で一人で過ごしていると、ドアがノックされた。


コンコン…


メイは、居留守を使うことにした。


すると、ドアをガチャガチャと回してくる。


嫌な予感がして隣のリビーの部屋に静かに移動する。


しばらくすると、ガチャリと鍵が開けられ、誰かが入って来た。


男「……いないのか?」


この声は……!


メイは隣の部屋で息を殺す。


しかし……ガチャリとこちらの部屋への扉も開けられてしまった。


男「いるじゃないか……メイ。」


メイ「な、なぜ…あなたが……?」


入って来たのは、コンラッド・マーシャルだった。


コンラッド「エイベルといた時から、お前に目を付けていた。」


メイ「どういうこと!?出て行って下さい。ここは、エイベル様の部屋です。」


メイは部屋の奥へと後退る。


コンラッド「エイベルは、まだ一時間ぐらい帰って来ない。大人しくしていろ……可愛がってやるから。」


そう言って、いやらしい目つきで近付いてくる。


メイ「な、何を言ってるの……。わ、私はエイベル様と……。」


コンラッド「関係ない。」


危険だと思って逃げようとした時、手を引っ張られた。


メイ「や、やめて!」


メイが叫んだ瞬間、左頬を叩かれて意識が朦朧とする。


コンラッド「静かにしていろ。」


ぐったりするメイをベッドに運ぶと、右手に手錠をかけ、手錠のもう片方をベッドの縁にかけた。


そして、剣を引き抜くとメイの服を斬り裂いて裸にする。


メイ「……や……め…て………。」


メイは涙を流しながら、必死に声を絞り出す。


コンラッド「お前を見た時から、泣かしてみたいと思ってた。今のお前……唆られる。」


コンラッドはメイに覆いかぶさると、体中を舐め回す。


メイは目を閉じて顔を背け、必死に耐える。


コンラッド「ほら…泣けよ!泣け!」


メイはギュッと口を閉じて声を出さないが、涙が溢れる。


コンラッド「そうだ…もっと泣け。」


コンラッドはメイの涙を舐める。


メイ「………ふっ………うっ………うぅ………。」


恐怖で泣き声が漏れる。


リビーが戻って来るまで……と、メイは歯を食いしばって堪える。


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