第10話
光が流れ込んできたが何の音さたもなく少しの静寂が場を包んだが俺は耐えきれなくなって聞いた
「...出来たのか?」
〔はい、成功しておりますよマスター。私はナビゲーションから先導者に進化しました。これからは期待に応えられるようより精進いたしますね〕
「おお!さっきまでよりめっちゃ流暢に喋れるようになってるじゃないか!」
〔はい、機能もいろいろ進化しましたのでご期待くださいねマスター〕
「おう!じゃあ、早速なんだがこの装備の性能を教えてくれるか?」
〔はい、マスターも見やすいようにウィンドウにしてお見せしますね〕
先導者がそう告げると目の前にウィンドウが現れて装備のステータスを教えてくれた
―――――
銘:
性能:STR+100% VIT+100% AGI+100%
スキル:【瞬きの移動】【王の威光】【限界突破】
セットスキル:【デメリット消去】
―――――
「おー!いいじゃないか!強そうだ!スキルの効果を教えてくれ!」
〔ハイ、スキルは・・・〕
【瞬きの移動】:敵の周りに一瞬で移動し一撃を与えることができる。成功しても失敗しても使用後、5秒間体が一切動かなくなり他のスキルも使えない。
【王の威光】:自身より総合レベルの低い相手のステータスをレベル差に応じて減少させる。自身より高い相手にはレベル差に応じて自身を強化する
【限界突破】:5分間のみすべてのステータスを5倍にし、クールタイムを0にする。使用後24時間はステータスが半減する
セットスキル:この装備を全て着用しているときに発動する特別なスキルのこと
【デメリット消去】:自身のスキルより生じるデメリットを全てなかったことにするスキル
〔・・・というようになっております〕
「おいおいおい、強過ぎんだろそれ!なんだ?ジーランブルードは頭の装備がなかったからあの5秒間があったようなものでそろってたら俺殺されてたかもしんねぇの⁉やばぁ!でもそれが俺のものになるの?やっっっっばぁぁぁ!!!着てみよ!...おお!かっこいい!」
〔そうですね、それとミッションをたくさんクリアしておられたので報酬を受け取っておきましたよ。内訳は以下の通りです〕
合計ダンジョンクリア階層2~6:15STP 9SP 反魔の鏡 雷の腕輪 紅蓮の耳飾り
モンスター合計討伐数1,000~50,000:経験値合計65% ダイアの首飾り 宝石・鉱石類多数
制裁モンスター討伐:10STP 強化のオーブ
「おお!いろんなもん手に入ったな!」
〔はい、おめでとうございます。〕
「おう!ありがとよ!...さて、この後はどうするか...」
〔引き続きダンジョンを攻略いたしますか?〕
「ん~...いや、今日はもういいや!疲れたし、ベットで寝るわ。ダンジョンって続きからできるんだろ?」
〔はい、5階層ごとにセーブされますので次回はここからスタートできますよ〕
「じゃあ、それでいいわ。今日は終わり!」
〔かしこまりました。本日の報酬はどうなさいますか?〕
「あー...5万8500円を現金であとは970万をpelpelにあとは現行に入れといて~」
〔かしこまりました。〕
「じゃ、部屋戻るわ」
俺が部屋に戻ると宣言するとスマホが光だし、部屋に戻してくれた
「...あれ?鎧が消えてる?」
〔不可視化しているだけなので今でも着ているのと同じ効果が得られておりますよ。以前までは持って帰れなかったのですが、私が進化したことにより、持って帰れるようにいたしました〕
「おお~、ご苦労!よくやった!」
〔ありがたき幸せにございます〕
俺は満足したら眠気が襲ってきたのでそのまま眠りにつこうとし、先導者にこう言った
「明日、9時に起こしてくれ...2限があるんだ...たのんだ~」
〔かしこまりました。お休みなさいませ。良い夢を〕
襲って来る大剣。
迎え撃つ白と黒の剣。
降り注ぐ光。
空に昇る闇。
倒れる仲間。
起き上がる誰か。
襲う敵。
守る味方。
信じたはずの相棒。
裏切った誰か。
貫く光。
死んだ愛した女。
消える闇。
何もなくなった世界。
遊ぶ少女は歌う。
座る少年は微笑む。
見守る女性は涙を流す。
祈る男性は崩れ落ちる。
最初からすべてをやり直そう。
自身の思い描く世界のために。
この世界を楽しんでね■■■。
〔マスター、朝です。起きてください〕
「...じかん?...きの...せいだろ...?」
〔いいえマスター。時間です。起きてください。遅刻いたしますよ!〕
「...」
〔マスター!〕
「ちっ...わかったよ!起きる!だから静かにしろ!!寝起きは機嫌が悪いんだ!」
〔おはようございますマスター。良い朝ですね。さあ、朝食を食べて学校に行きましょう〕
「おう...飯をパパッと作れる魔法はないもんかねぇ?」
〔魔法ではなくスキルでしたらございますよ?スキル【料理】スキル【自動生成】スキル【複合】を使えばできますよ〕
「うわ、ほんとにあんのかよ...今はそこまで魅力を感じないし、どうでもいいや」
〔かしこまりました。欲しくなったらいつでも取ってくださいね〕
「言われなくても」
俺は飯を作り、支度をし、家を出る。今日はめんどくさいが出席点がある教授の授業なので一応顔だけは出しておく。
いつも後ろの席で寝てばっかりなのだがまあ、何とかなるだろう。
教室に入り、いつもの特等席に座る。後は寝るだけでよい。
ざわ・・・ざわざわ・・・ざわ・・・
「(周りが騒がしい...少し様子を見てみるか?...ああ、あいつが来たのか。あの美人優等生が)」
〔(それはどのような方なのですかマスター?)〕
「(うわ、テレパシーできんのかよ...)」
〔(ええ、できます。それよりその美人優等生って誰なのですか?)〕
「(あそこの人の中心にいる女のことだよ。美人で頭もよくって人当たりもいいし、運動神経もいい。しかも起用でフランク。非の付けようもない完璧人間だよ)」
〔(なるほど...マスターあの方ス)「すいません、ここの席良いですか?」...〕
「(うわ、こっち来やがった)...どうぞ」
「ありがとう」
最悪なことに俺の隣に美人優等生が来やがった。これで寝れなくなっちまった
寝れないことを悲しんでいるといきなりとんでもないことを言われた
「......これでよし、ねぇ、あなた強いのね?でも隠しておかなきゃだめよ?今のあなた全部筒抜けよ。神宮寺 旭くん」
「あ?」
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