第8話

 俺は沢山溜まっていたSPを使い進化可能なスキルを進化させ、新たに獲得できるようになったスキルを取得した。


「うん、まぁまぁいい感じになったな!よし!行くぞ!」

 俺はモンスターが出なくなった1階層にあった大きな門に入り次の階層に移動した


 門に入ったら転移のような感じがして場所が変わったような気がして辺りを見渡してみたら先ほどまでなかったモンスターの気配がビンビンと大量にあった

 そして先ほどまでと違いこちらに向かって来る大量の気配も同時に感知していた


「なるほど?さっきの階層は遠距離を対処できるかどうかで、ここは近距離を対処できるかどうか。なるほど?面白い!」


 近づいてくる気配の方を見れば100を超える多種多様のゴブリンが走ってきていた

 レベルが上がっている索敵でマップのほぼ全体が感知できているのでわかるが端の方には一切モンスターがおらず全部がこっちに向かってきている


「ん~...ウェーブ制で戦うのか?...楽できるからいいか!」

 俺は自分が納得したころに遠くに見えてきたゴブリンたちに向けて一閃飛斬を放ち大きく数を減らすが盾などをもってダメージを減らしたやつや後ろの方にいた奴は生き残ってこっちに向かってきていた


「...おっ!いいこと思いついた!たぶんできると思うが...出来た!」

 俺は剣術のレベル9で覚えた【遠隔剣】と【一閃飛斬】を連結して使ってみたらできた

【遠隔剣】:斬撃を相手の後ろの方だったら自由な場所から出せる技。

 さらに、普通に【一閃飛斬】を使い、後ろと前から挟み撃ちにした


「はっはっは~!!こりゃ便利でいいな!」

 3発の一閃飛斬でゴブリンの数が選らせたが減らした分だけ追加が向かってきていた

「うわ、一定数まで減ったら追加かよ...全部倒したら次に行けよ...」


 そのまま俺は近づいてきたゴブリンたちと戦い始めた


 14ウェーブ目「おいおい!その程度かよ!まだまだ足りないなぁ!!」



 99ウェーブ目「しつこいんだよ雑魚ども!」



 178ウェーブ目「...次!...死にさらせ!」



 225ウェーブ目「...............まだいるのか...」



 249ウェーブ目「......................................................」



 250ウェーブ目「...終わったか...」



 俺は250ウェーブにも及ぶゴブリンの大群との戦いが終わった時俺は精神的に疲れ切っていたが敵は弱かったので普通に倒しきることができた


「これ、アイテムボックスの自動収集機能がなかったらマジでやばかっただろうな」

 俺は4種類30000体のゴブリンが落としたアイテムの多さを見て若干引いてしまった


 これで2階層目も終わったのでさっさと次に行った


 3階層目からは今まで出てきたゴブリン種と新しいゴブリン種がごちゃまぜで現れた


 4階層目はごちゃまぜのウェーブ制だった


 そして5階層目が問題だった。5階層目にはゴブリンたちの中規模な集落のようなものができていたのだ


「なんだあれ?家?というよりもテントに近いな...物見櫓に城壁と例えるにさ粗末すぎる壁...戦争するために建てられたみたいだな。どう攻め落としたものか」

 大体が木で作られていたため火を放つなどしたら楽なのだが生憎と火を使えるスキルを所持していなくてさらに隠密行動に使えるスキルも持っていないため正面突破しか戦う方法がなかった


「よし、集落のような生物が集まっているとしたら大体は指揮官がいるはずで、指揮官がいなくなれば雑魚になるのは世の摂理!頭のないゴブリンなど雑魚よ雑魚!知らんけど」

 俺は正面突破することにしたが頭がある状態で集団と戦うのは嫌なので正面から入り頭を叩く作戦?を実行することにした


 ①上からちくちく攻撃されるのは嫌なのでゴブリンたちのドロップにあったナイフを物見櫓の上にいるゴブリンアーチャーに向けて投げてステータスごり押しで殺す

 ②門(柵にしか見えない)を剣で壊し中へ侵入。この時点で近くにいたゴブリンは慌てて武器などを拾いに行っていた

 ③慌てているせいで隙だらけなゴブリンたちを最速で移動しながら最低限倒していく。後で倒す量を少しでも減らすため。

 ④偉そうなゴブリンもしくは賢そうなゴブリンをゴブリンを殺しながら探す。この時ギャアギャア騒ぎながら集落の後ろの方で指示を出しているゴブリンを発見

 ⑤そのゴブリンを守るためゴブリンウォリアーやゴブリンソードマンが俺に攻撃を仕掛けてくるが遅いし弱いので3秒も持たないで全滅。敵の頭を倒すことに成功

 ⑥指揮官が死んだことによりゴブリンな間にざわめきが起こり、統制の取れた行動が無くなり無我夢中で俺に攻撃を仕掛けてくるようになる。指揮官のスキルに何か見方を制御するスキルがあったのかもしれないがわからない

 ⑦攻撃してくるゴブリンを捌いていると何もいなかったはずの背後にいきなりゴブリンが現れ攻撃を受けてしまうがステータスのおかげでかすり傷程度に終わり。いきなり現れたゴブリン、ゴブリンアサシンを倒す。(攻撃されたことに怒りを覚え、細切れにしたことは秘密)

 ⑧たいていのゴブリンを倒し終え、隠れているゴブリンを引きずり出して経験値と金とアイテムにし終えたところで5階層の中心、集落の広場があるところに今まで感じたことのない強者の気配を感じる

 ⑨そいつ以外モンスターもいなくなったのでその強者を倒しに行くことにする

 ⑩強者のもとに行く←今ここ



 

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