第7話
【速進剣】は敵に素早く近づいて素早く斬るアーツである。
俺は速く行けるのであればなんでも良くて適当に使ってみたら考えていた以上のスピードが出てこけそうになったが何とか持ちこたえて近くにいた魔法使い風のゴブリンに攻撃を与えた
〔マスター、魔法反応ガ背後ニアリマス。回避シテクダサイ〕
「おう、わかってる」
後ろから嫌な感じがして、ナビゲーションションからも回避の勧めが出たので横に避ける
するともともと俺がいた位置を黒いボール状の靄が通っていった
「なんだあれ?嫌な感じがするが親近感もある?」
〔アレハ闇魔法ノアーツ【ダークボール】デスネ。闇魔法ト光魔法ヲ習得サレテイルタメ親近感ト嫌悪感ノ両方ヲ感ジテイルノデショウ〕
「あ~、なるほどなぁ、じゃあ俺も魔法で返してやらなきゃなぁ!光魔法アーツ【ライトボール】!」
俺はナビゲーションの説明を受けて感じていた変な感情に納得し、目には目を、歯には歯を、魔法には魔法をの精神で闇魔法の対となる光魔法のレベル1のアーツ【ライトボール】を攻撃が来た方に向かって放った
「うわっ、これMPの消費えぐっ!いっきに5も持っていかれたんだが??さっきまでのアーツ1とか2ばっかだったのに!マジかよ...魔法のコストきつすぎだろ!」
〔魔法ハ多クノMPト引キ換エニ強力ナモノガ多イデス。スキルデ消費MPヲ減ラスコトモ増ヤスコトモデキマスガ、現状デハソノ消費ガ一番少ナイモノトナッテイマスヨ。〕
「マジかよ⁉これからそのMPを減らせるスキルを獲得するまでこのままってことかよ!さっさとここら辺の敵倒してそのスキルの獲得が急務だな!」
俺は今のままだとMPがかつかつの戦闘を強いられることになり、それがとても嫌なので今攻撃してきている敵を素早く倒してSPを割り振ることにした
幸い付近の敵はそこまで多く残ってないのでさっさと倒せそうである
いろいろと考え事をしているうちにライトボールは敵に命中しており絶命していた
「周りに他の敵は?」
〔イマセン。サラニアイテムボックスノレベルガ上昇シマシタノデ自動回収ガ可能ニナリマシタ。自動回収イタシマスカ?〕
「お!まじかよ!ラッキー!頼んだわ!」
〔カシコマリマシタ。〕
自動回収をオンにすると辺りに散らばっていたドロップ品が消えてアイテムボックスの一覧の中に見たことのないアイテムが増えていた
「お~、これは楽でいいな!常時オンにしておこう!」
〔カシコマリマシタ。〕
「で、さっき言っていたMPをどうにかするスキルってどれだ?」
〔ハイ、オススメハ【MP上昇】【消費MP削減】【消費MP減少】【MP自動回復】デス。ナラビニ【HP上昇】【HP自動回復】モ取得スルコトヲオ勧メシマス。スベテ獲得スルノニカカルSPハ18ポイントデス。〕
「たっかぁぁぁ!!!1スキルに3SP⁉マジかよ!取得するけど!」
俺は今までスキルは全部1SPで獲得できると思っていたら3倍のSPを請求されてびっくりしたがよくよく考えるとこんなに便利なスキルなのだからそのぐらいして当然かとも思ってしまった
「これって効果はどんな感じなんだ?」
〔ハイ、効果ハデスネ・・・〕
長かったからまとめると
【MP上昇】:強化スキルと同じ割合でMPを増やしてくれる
【HP上昇】:上記のHP版
【消費MP削減】:消費されるMPをスキルレベル×10MP減らしてくれる。1より下にはならない
【消費MP減少】:消費されるMPをスキルレベル×5%減らしてくれる。1より下にはならない
【MP自動回復】:MPの自然回復量の上昇と自然回復頻度の上昇
【HP自動回復】:上記のHP版
削減・減少の計算式は 「消費MP-(消費MP×減少スキル)-削減スキル」のようになる
例えば消費MPが100だった場合でスキルレベルが両方1だったら
「100-(100×5%)-10=85」となる
「おー...ん?今だったら大体のスキルとか魔法がMP1で使えるようにならないか?」
〔ソウデスヨ〕
「めっちゃ神スキルだな!高いとか言ってすいませんでした!!」
俺は数分前の自分を殴りたくなるほどにこのスキルは神でいいスキルだったことが判明した。まじですんません!!!
「いやぁ~、MPの残量を気にしなくてよくなるのはとてもすがすがしいなぁ~」
〔ソウデスカ〕
「さあ!何階層まであるか知らないけどさっさと攻略するぞ!!はっはっは!!」
〔テンション爆上ゲデスネ。初級ダンジョンハ50階層マデアリマスヨ〕
「はっはっは...は?50?わっつ?多すぎね?その上はどうなってんの?やばくね⁉」
〔ダンジョンノ階層ハ50階層ズツ増エテイキマスヨ〕
「は⁉100と150と200?死ぬまで攻略できないだろう???」
〔大丈夫デスヨ......多分〕
「多分⁉おいおい、じゃあ、頑張らないといけねぇなぁ!さっさとこのダンジョンを攻略してやるぜ!」
俺はこの先が長いことが分かったのでさっさと探索することにする
俺は見た目は広大なこの空間を敵のいるほうに向かって走って攻略し始める
しかし、走り始めて20秒ほどしたら見えない壁のようなものに激突してしまった
「痛ってぇなぁ!!何だこれ⁉はぁ⁉」
〔壁デス。ココハコノ階層ノ端デス。〕
「端⁉マジかよ...いや、よくよく考えるとここに無限の世界が広がっているなんてありえないか...よし!これはいい情報だ、クソ広いフィールドをくまなく探索する必要がなくなる。なら!殲滅の難易度は圧倒的に低くなる!そして、チュートリアルダンジョンから学ぶに出てくるモンスターの数は決まっている。それは階数ごとなのかダンジョン全体で管理しているのか知らないが、全部倒せばいいことが起こるはず!よし!やってやろうじゃねぇか!」
俺はひそかに考えていた殲滅計画が大幅に簡単になったことを喜び再び敵がいるほうに走り始めた
1時間後...
「はぁ...はぁ...っはぁぁぁ、ナビゲーション、あたりの敵の反応は?」
〔コノ階層ニ敵ノ反応ハアリマセン。第一階層殲滅完了デス〕
「まさか、一つの階層に5種類5000体のモンスターがいるとは思わなかったぜ。おかげで見習い職業が全部カンストしちまったぜ」
俺は走り回って敵を倒してを繰り返しているうちにレベルが上がりカンストしてジョブを変更してまた走り回ってを繰り返しているうちに何個かの職業がカンストしてしまっていた
カンストした職業は見習い剣士、見習い格闘家、見習い魔法使い、見習い盗賊、見習い神官、見習い呪い師、見習い騎士である。
そして殲滅の結果のステータスがこれである
神宮寺 旭 男 21歳
職業:剣士
レベル:1(0%)
所持金:3500円
HP 473/215+129+129
MP 495/225+135+135
STR 115+69
VIT 105+63
AGI 100+60
INT 115+69
MND 110+66
DEX 99+59
LUK 105+63
CHR 105+63
STP 0
SP 223
スキル
戦闘
剣術Lv10(進化可能) 格闘Lv10(進化可能)
盾術Lv5(22%) 騎乗術Lv1(0%)
光魔法Lv10(進化可能) 闇魔法Lv10(進化可能)
生産
強化
STR強化Lv10(進化可能)VIT強化Lv10(進化可能) AGI強化Lv10(進化可能)
INT強化Lv10(進化可能) MND強化Lv10(進化可能)
DEX強化Lv10(進化可能) LUK強化Lv10(進化可能)
CHR強化Lv10(進化可能)MP上昇Lv10(進化可能)
HP上昇Lv10(進化可能)
耐性
状態異常耐性Lv3(50%)
その他
ナビゲーションLv5(80%) 索敵Lv8(60%) ミッションLv1(17%)
ログインボーナスLv1(14%) アイテムボックスLv6(60%)
マッピングLv6(50%) 鑑定Lv7(22%) 魔力探知Lv4(3%)
消費MP削減Lv10 消費MP減少Lv10
MP自動回復Lv10(進化可能) HP自動回復Lv10(進化可能)
「実にいい!とてもいい!強化込みですべてのステータスが3桁を超えた!初級の一番初めのところでしていいステータスじゃないだろこれ!マジで最高過ぎるんだが‼楽しすぎ!」
さてと、お次はスキルの進化かな!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます